プジョー・シトロエン・ジャポンはこのほど、「208」に低燃費の新パワートレイン「PureTech(ピュアテック)」を搭載し、発売した。アイドリングストップ機能を追加した1.2リットル3気筒エンジンと新トランスミッションにより、燃費性能を向上させた。

プジョー「208」

「PureTech」の1.2リットル3気筒エンジン

「PureTech」のエンジンは、燃焼効率を上げるためにピストンにカーボンコーティングを施し、可変バルブタイミングも採用されている。従来、「208 Allure」の5MTモデルに搭載されていたが、アイドリングストップ機能と新トランスミッションを組み合わせ、5ドアモデルにも搭載されることになった。

新トランスミッションの「ETG5」はオートマチックモード付5速エフィシェント・トロニック・ギアボックスとなっており、軽量コンパクトで効率が高い。クリープ機能やヒルスタート・アシスタンスが搭載され、スムーズな運転を楽しめるようになっている。また、ステアリングコラムのパドルシフトで、シフトダウン時には自動的にエンジン回転数を合わせる機能も追加された。

従来の1.6リットルエンジンと4ATを組み合わせたモデルと比較して、「PureTech」は70kgもの軽量化を実現し、JC08モード燃費は19.4km/リットル。平成27年度燃費基準を達成している。価格は、「208 Allure」の5MTモデルが202万円、「208 Premium」の「ETG5」搭載モデルが216万円など。