1月11日公開の映画『ジャッジ!』の新成人限定試写会が6日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の妻夫木聡と永井聡監督、チャド・マレーン、スチュアート・オーが出席した。
本作は、CMプランナーの澤本嘉光が手掛けた脚本を長編映画としてはデビュー作となるCMディレクターの永井聡監督がメガホンを執った作品。世界一のテレビCMを決める国際広告祭でグランプリを取らなければクビになってしまう落ちこぼれ広告マンの活躍を描く。
成人式が間近ということで、この日は今年成人を迎える若者限定の試写会を実施。試写会後に妻夫木らが登場し、"人生はジャッジの連続だ"をキーワードにしたトークセッションを行った。妻夫木は「新成人おめでとうございます。(服装など)気合が入っていると思ったら、皆さん意外と普通ですね。映画を楽しんでいただけたでしょうか?」とあいさつすると、会場から割れんばかりの拍手が起こった。その後、この日参加した新成人たちのアンケート結果が発表され、「恋愛相手に求めるものは?」の質問で一番多かった「一緒にいると落ち着ける癒やしの関係」という若者の回答に妻夫木は「老後の人か! 何で落ち着きたいの? 20歳にして落ち着いちゃうって、もうちょっと刺激を求めろよ! そういうのって大恋愛の末、結ばれるものでしょ!」と今どきの若者に喝を入れるも、司会者から同じ質問を投げかけられて「やっぱ落ち着きですかね。癒やしはあった方がいいでよね(笑)」と回答して会場を笑わせた。
最後には新成人に「色んな事があると思います。僕自身もこうなる(俳優)と思ってやっていたわけではありません。夢なんてありませんでした。だから夢を持てなんていいたくないです。夢なんてそう簡単に見つかりません。でもやらないと始まらない。やってした失敗は後悔しないので、色んな失敗をしながら自分が見つかると思いますよ。だから当たって砕けて欲しいです」とエールを送った。映画『ジャッジ!』は、2014年1月11日より全国公開。