元水泳選手でロンドン五輪銅メダリストの寺川綾が6日、東京・銀座松屋で開催中の展覧会「草乃しずかの世界展 一針に祈りをこめて40年」に着物姿で登場した。
正月にふさわしい日本の文化を紹介している銀座松屋の新年の展覧会。今年はNHK『婦人百科』に出演以来、日本刺繍の普及活動を続けている日本刺繍作家の草乃しずか氏の刺繍が入った着物や帯などを特集。1月20日までの期間、同店の8階イベントスクエアにて約175点が展示されている。
草乃氏が手掛けた"西行桜"の振り袖姿で登場した寺川は「お正月を過ごすことがなく、新年にお着物を着させて頂くのは初めてです。着物姿を見た時は嬉しくて鳥肌が立ちました。着た時は年の始めにこんなに幸せでいいのかと思いましたよ」と着物姿にご満悦で、草乃氏の展示物を「一つ一つの着物全て素晴らしかったんですけど、桜の刺繍にやっぱり胸に止まったというか、綺麗で美しく深い意味があるような感じを受けました。記憶に残る作品ですね」と感動した様子だった。
昨年末に現役を退き、引退後初めての正月を迎えた寺川。「年越しは友達とアメリカに行ってました。おせちは、選手の時は多めに取るようにしていたので、今年から少なめに気をつけています(笑)」と苦笑いを浮かべつつ「自分で壁を作らず色んな事にチャレンジしていきたいと思います。今年で30歳になりますから、お着物の似合う素敵な女性になれたらいいですね」と新年の抱負を。気になる恋愛や結婚については「年齢的に周りも多くなってきています。そのうちにとは思っていますが、そんなに早く出来るものではないので、ゆっくり探しながら考えていきたいです。タイプは穏やかな人。アスリートじゃなくてもスポーツに興味があればいいです」と話していた。