米Lenovoは6日(現地時間)、米国ラスベガスで開催される2014 International CES(CES 2014)で公開予定の製品として、ディスプレイが360度開くコンバーチブル型Ultrabook「Lenovo YOGA 2」シリーズ2モデルと、300度まで開く「Flex」シリーズ2モデルを発表した。
Lenovo YOGA 2 11 / Lenovo YOGA 2 13
Lenovo YOGA 2は特殊なヒンジによりディスプレイが360度開く構造のコンバーチブル型Ultrabook「YOGA」シリーズの新モデル。ディスプレイの角度を調節することで、ノートPCやタブレットに加え、"スタンドモード"や"テントモード"といった、異なるスタイルでPCを利用できるのが特長だ。
日本国内で2013年10月に発表した「Yoga 2 Pro」は、ディスプレイにタッチ対応の13.3型QHD+(3,200×1,800ドット)IPS液晶や、Intel Core i7-4500Uを搭載するなどハイエンド志向の製品だったが、"Pro"の付かない「YOGA 2」シリーズはスペックを抑えたエントリー向けの製品となっている。
YOGA 2 11の主な仕様は、CPUがIntel Pentiumプロセッサ、メモリが最大4GB、ストレージが最大500GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが10点マルチタッチ対応11.6型HD(1,366×768ドット)液晶、OSがWindows 8.1。
インタフェースは、USB 3.0×1、USB 2.0×1、microHDMI×1、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ(100万画素)、3-in-1カードリーダなど。バッテリ駆動時間は最大6時間。
本体サイズはW298×D206.5×H17.2mm、重量は約1.32kg。米国では1月下旬の出荷を予定し、価格は529米ドルから。
YOGA 2 13の主な仕様は、CPUが第4世代Intel Core i5プロセッサ、メモリが最大8GB、ストレージが最大500GB HDDまたは、最大500GB SSHD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが10点マルチタッチ対応13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶、OSがWindows 8.1。
インタフェースは、USB 3.0×1、USB 2.0×1、microHDMI×1、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ(100万画素)、3-in-1カードリーダなど。バッテリ駆動時間は最大8時間。
本体サイズはW330×D221.2×H17.3mm、重量は約1.6kg。米国では2月の出荷を予定し、価格は999米ドルから。
Lenovo Flex 14D/15D
「Flex」シリーズは、"関節を曲げるように使える"というコンセプトの基に開発する変形型PCで、YOGAシリーズの360度までは及ばないが、300度までディスプレイを開くことが可能で、クラムシェル型のノートPCとしてだけではなく、キーボード部分をスタンドのようにしてディスプレイを立たせて使うことができる。
すでに14型ディスプレイ搭載のFlex 14と15.6型ディスプレイ搭載のFlex 15はすでに発表済みだが、Flex 14D/15DではプロセッサにAMD製APU「A6-5200M」(開発コード名:Kabini)に加えて、ディスクリートGPUとしてRadeon HD 8570の搭載も可能となっている点が異なる。
ディスプレイサイズ以外の仕様はほぼ共通で、APUがAMD A6-5200M、メモリがDDR3L-1600 8GB、ストレージがキャッシュ用8GB SSDを備えた500GB SSHDまたは、キャッシュ用16GB SSDを備えた1TB SSHD、グラフィックスがRadeon HD 8570 1GB、ディスプレイの解像度はともにHD(1,366×768ドット)で10点マルチタッチに対応する。OSがWindows 8.1。
インタフェースは、USB 3.0×1、USB 2.0×2、HDMI×1、D-sub×1、Ethernetポート×1、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ(720p)、2-in-1カードリーダ、オーディオポートなど。バッテリ駆動時間は最大6時間。
本体サイズと重量はFlex 14DがW343.2×D250.9×21.5mm/2kg、Flex 14DがW382×D266×22.2mm/2.3kg。2013年12月よりすでに出荷を開始しており、価格は499米ドルから。