韓国Samsung Electronicsは1月3日(現地時間)、ミラーレスタイプのレンズ交換式デジタルカメラ「NX30」を発表した。米・ラスベガスで1月7日から開催される家電関連見本市「2014 International CES」で公開する。
APS-CサイズCMOSセンサーと可動式EVF(電子ビューファインダー)を搭載するミラーレス一眼カメラ。スマートフォンなどとの連携が重視されており、IEEE 802.11b/g/nのWi-Fi(無線LAN)接続やNFC(近距離無線通信)にも対応する。通信機能で「Dropbox」「 Flickr」「Facebook」「Picasa」「YouTube」へのアップロードのほか、電子メール送信、自動バックアップなどを行うことも可能だ。カメラとしての機能では、新AF「NX AF System II」を採用し、AFの速度や精度が向上している。
主な仕様は、撮像素子が有効2,030万画素のAPS-CサイズCMOSセンサー、対応マウントがNX Mount、対応感度がISO100~ISO25600、シャッター速度が最速1/8,000秒、連写が最大9コマ/秒となっている。背面のモニターは約103.7万ドット・3型のSuper AMOLED(有機EL)方式、電子ビューファインダーはXGA表示(1,024×768ドット)で、背面モニターはタッチパネル方式で、左右180度、上下270度の回転が可能なチルト式。
記録形式は静止画がRAW、JPEG、動画がMP4(MPEG-4/H.264)、動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)/30p。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている。バッテリー容量は1,410mAh。サイズはW127×D41.7×H95.5mm、重量は本体のみで約375g(バッテリーを含まず)。
パッケージにはAdobe Photoshop Lightroomが付属する。
16-50mm F2-2.8と18-55mm・パワーズーム対応で111gの軽量レンズも発表
NX30のリリースに合わせて、専用レンズ「SAMSUNG 16-50mm F2-2.8 S ED OIS」「SAMSUNG 18-55mm F3.5-5.6 Power Zoom ED OIS」も発表された。16-50mm F2-2.8 S ED OISは同社の上位レンズ「S」シリーズに位置付けられる製品でF2-F2.8という明るい開放F値が特徴。一方の18-55mm F3.5-5.6 Power Zoom ED OISは、パワーズーム(電動ズーム)を採用する交換レンズでありながら111gという軽量さが実現されている。