ソフトバンクグループは、同グループ代表の孫正義氏の年頭所感を発表した。発表内容は以下のとおり。

あけましておめでとうございます。

昨年は、スプリント、スーパーセル、ブライトスターなどの子会社化について発表しました。売上・利益においては過去最高を更新、日本国内でトップクラスの業績となり、世界に踏み出す大きな節目となった年でした。

スプリントとは日々密接に連携し、相互にそれぞれの優れた取り組みを共有することで、すでに大きな効果を上げ始めています。また、スマートフォン向けゲームを世界展開し売上高で世界No.1のスーパーセルや、世界No.1の携帯端末卸売会社であるブライトスターがソフトバンクグループの一員となることで、1,300社を超えるグループ企業の総合力がさらに高まることになります。

国内事業では、課題であった「つながりやすさ」について、スマートフォン時代のネットワークを強化してきた結果、外部調査で「スマホのつながりやすさNo.1」および「高速通信の速度No.1」となりました。さらに今年は、イー・アクセスとウィルコムが合併します。今まで以上に強力なモバイルインターネット企業グループとして、お客さまの多種多様なニーズに対応してまいります。

ソフトバンクグループは、企業買収などで業績・業容が大きく拡大しましたが、本当に大事なことはさまざまな形で情報革命に果敢に取り組んできた多くのメンバーが、続々とわれわれの仲間入りをしてきていることです。新たに加わった仲間たちが多様な経験・知識・知恵をグループ内で共有し、かつ切磋琢磨していくことで、ソフトバンクグループの可能性は無限に広がります。

われわれはこれまで、常に挑戦者でした。これからも、新しく加わった仲間とともにグループ一丸となって挑戦し続け、情報通信の世界に革新をもたらすことで、人々の生活と社会をより豊かなものにしていきたいと強く願っています。モバイルインターネットの世界は、世界中の最先端テクノロジーが集約されています。常に最先端の情報技術を活用しながら、世界中のお客さまへ革新的なサービスを提供し続けることで、この業界の健全な発展に貢献し、「モバイルインターネット世界No.1」を目指していきます。

今年は、「情報革命で人々を幸せに」という当社の経営理念を、世界へ向けて本格的に実現していく第一歩となります。これからも挑戦し、進化し続けるソフトバンクグループにご期待ください。



(記事提供: AndroWire編集部)