ヨネックスは新たにスポーツサイクル事業として、カーボンロードバイクフレームセットの開発・製造・販売を開始することを発表した。第一弾モデルは4月に発売する。
開発・製造まで同社が一貫して行う
4月に発売するのは、上級モデルロードバイクフレーム「カーボネックス/CARBONEX」。最大の特長はフレームの重量が650gという超軽量であることで、同社の40年にわたるカーボン技術を結集させて誕生した。製品名の「カーボネックス/CARBONEX」は、同社のラケットやゴルフクラブで最初のカーボン製品に使用した名前となっている。
カーボン技術以外にも「世界最軽量のロードバイク」であることを目指し、軽量化しても剛性強度を保てる「X-フラーレン」などの素材や、ゴムのような弾性と精密な復元性に優れたチタン合金「ゴムメタル」などを素材に取り入れた。
更に「ボックス形状」、「真円形状」といったフレームの機能を最大限発揮させる形を各々のフレームに採用。同社ラケット独自の形状理論「OvalPressed Shaft(O.P.S.)理論」も取り入れて、強さを保ちながら、振動に対して適度にしならせ路面追従性を高めたつくりとなっている。
CARBONEX(カーボネックス)のサイズはオールラウンドタイプ(XS・S・M)。価格は40万円(税別)。同モデルの開発・製造は、新潟県長岡市の同社新潟生産本部で全て一貫して行う。同社は「国内で唯一、自社工場でカーボンバイクを生産するメーカーとして、「Made in Japan」の高品質なモデルを生み出していく」としている。