神戸メリケンパークオリエンタルホテルは17日、1995年の阪神淡路大震災を機に旧オリエンタルホテルから受け継いだ「ホテルに建つ公式灯台」を一般公開する。
1日限定、日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」を一般公開
同イベントは、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災で被災し、全壊した旧オリエンタルホテル(神戸市中央区京町)から受け継いだ、日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」を1日限定で一般公開するもの。
同灯台は1964年、旧オリエンタルホテルが神戸市中央区京町に移転する際、「港町 神戸のシンボルに」と、日本で初めてホテルの屋上に設置。1995年の震災で旧オリエンタルホテルは全壊し、30年間1日も休むことなく海の安全を見守り続けた灯台は、やむなく休止された。
しかし、同年7月に開業が決まっていた神戸メリケンパークオリエンタルホテルへの移設が決定。「神戸の復興のシンボルとなるように」という想いの中、ホテルの屋上に設置されることとなった。1995年(平成7年)7月7日に行われた点灯式では、午後7時7分に神戸の復興を願う777発の花火があげられ、灯台はその日から再び神戸の海を照らし続けている。
同灯台は海上保安庁から正式に許可を受けており、日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」であり、世界でも大変珍しい建造物とされているという。
開催日時は、1月17日 15時~17時。雨天決行、荒天時中止。場所は、神戸メリケンパークオリエンタルホテル14階 南側バルコニー(兵庫県神戸市中央区波止場町5-6)。予約不要・参加費無料で、上記時間内、誰でも見学できる。