マインドシェアはこのほど、運営するママ参加型サイト「ママこえ」において、「『スマホ子守』に関するママへの意識調査」を実施、結果を公表した。
乳幼児にスマートフォンやタブレット端末を渡して長時間遊ばせる"スマホ子守"は、先日、日本小児科医会が「スマホに子守をさせないで!」と啓発したことで注目が集まった。同会では、"スマホ子守"の結果、親子のコミュニケーションが減り、健全な発育を妨げるおそれがあると、注意を呼びかけている。同調査は12月10日~19日、0~9歳の子供を持つ「ママこえ」会員のママを対象に、インターネット調査にて実施。回答数は187だった。
"スマホ子守"、「かなりやっている」「ときどきやっている」のは3割以上
「スマホやタブレットで子どもに長時間遊ばせる『スマホ子守』、してる?」と聞いたところ、「めったにやらない」(32%)と「やったことがない」(32%)という回答が大半を占めた。一方で、「かなりやっている」という回答も1割に達しており、子育てのためにスマートフォンに頼っているママも一定数いることがわかった。
どんな状況の時にスマホ子守を行うのかを自由回答で聞いたところ、大半のママが「病院での待ち時間」「電車などの移動中」など、子供に静かにしていてほしいタイミングや、下の兄弟の授乳中などママの手が離せないタイミングなどで、短期的に子供の気をそらせるための利用と回答。長時間スマートフォンで遊ばせるというよりは、短期的な利用のニーズが高いことがうかがえた。
日本小児科医会では、むずがる赤ちゃんに対して親自身ではなく子育てアプリで対応することや、スマートフォンを利用することで親子の会話や体験する時間が減少すること、また親がスマートフォンに夢中で子供の興味や関心を無視することに対して注意を呼びかけている。
同社では、過度の使用や長時間の接触に注意しながら、ママたちは上手にスマートフォンとつきあっていく必要がありそうだ、と分析している。その他、詳細は同調査Webページで確認できる。