歌手・藤あや子の紅白ステージに出演するタレントの壇蜜が29日、東京・渋谷のNHKホールで、『第64回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)のリハーサルを行った。

花魁風衣装で登場した壇蜜

壇は、同じ秋田県出身で、19回目の出場となる藤のステージに出演。花魁風の衣装で、藤の歌う「紅い糸」であでやかに舞う。日本舞踊の師範でもある壇蜜が、日舞を披露するのは紅白が初。リハーサル後に取材に応じた壇は、「前帯の花魁衣装はほとんど着たことがないので、日本舞踊をやっていても新鮮。軽くてびっくりしました」と印象を伝えた。

報道陣から「本番で脱ぐことに?」と問われると、「これは打ち掛けで帯がないので…曲の途中でそういうことがあるということで」と笑顔。さらに「期待度は何%?」には、「人の情念を演じるということで、手も白く塗っていますし、遊女の感覚でご覧になっていただければ…としかお答えできません」と期待を持たせていた。

同郷の藤のステージに出演することについては、「ゆかりがないと出演することができませんでしたので、"秋田のゆかり"をありがたく感じています」と感謝。この日、初めて藤と対面したことを明かし、「ごあいさつした瞬間にいい匂いがしたんですね。とても優しくて、フレンドリーな方でホッとしました」と安堵の表情を浮かべた。

また、今年一年を「いろんな方と出会えていろんな縁を結んで。お別れする人もいましたし、新しく出会う人もいました。流れが早かったように思います」と振り返り、「イベントのたびに応援してくださる方が増えていますので、その方々の期待にはちゃんと応えていけたらなと思っています」と来年への抱負を語った。

今年の紅白のテーマは「歌がここにある」で、紅白合わせて51組が出場する。初出場は紅組が3組、白組が6組の計9組。昨年は白組が勝利し、通算の対戦成績は紅組29勝、白組34勝。