そろそろお節料理の準備に取り掛かり始める人も多いだろう。お節料理の定番中の定番である黒豆、シワなくつやつやのある黒い色合いに仕上げるのは意外に難しいものである。しかも煮込み時間がかかるとあって、なかなか面倒な逸品である。しかし! 炊飯器を使えば、美しい黒豆を簡単に作ることができる。レシピ考案は人気ブロガーの筋肉料理人さんだ。

炊飯器でつくる黒豆

材料(5合炊きの炊飯器を使用)

黒豆 250g / 砂糖 200g / 薄口醤油(濃口醤油でも可) 大さじ1と1/2 / 重曹 小さじ1/4 / さび釘 5~6本 / 水 750ml

つくり方

1.黒豆は洗ってザルにあげておく。さびた釘はきれいに洗って厚手のキッチンペーパーで包み、タコ糸で縛っておく。

2.炊飯釜(今回は五合炊きを使用)に水、砂糖、薄口醤油、重曹を入れて炊飯器にセットし、炊飯スイッチを入れる。沸騰したらスイッチを切り、1の黒豆と釘を入れて一晩置く。

3.翌朝炊飯スイッチを入れ、沸騰して湯気が出てから1時間炊飯する(落とし蓋をするとよりきれいに仕上がる)。1時間たったら保温に切り替え、6時間以上置く。

4.保温後、炊飯器のフタを開けて炊飯スイッチを入れ、煮汁にとろみがつくまで煮詰めたら炊飯スイッチを切る。冷めたら保存容器に移し、小鉢に盛り付ける。

さび釘は洗ってからキッチンペーパーで包み、タコ糸で結んで炊飯釜へ

「長時間煮込む必要がある黒豆煮も、炊飯器の保温機能を使えば炊飯器にお任せで火を通すことがでます。夕方に仕込み、翌朝炊飯スタートすれば夕方に仕上げることも可能です。今回は洋風の広口グラスに盛り、飾りにセルフィーユを添えました。半月盆にこのままのせるとおしゃれですよ」(筋肉料理人さん)。

※注意点

・炊飯器の機種によっては米の炊飯以外の使用を禁じているものもあるので、取り扱い説明書をチェックしてください。

・今回のレシピでは五合炊きの炊飯器を使っています。小さな炊飯器を使う場合は量を減らしてつくってください。炊飯中、機種によっては吹きこぼれる可能性があるので注意してください。

著者プロフィール

筋肉料理人
1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。 超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。