"赤本"(正式名称『大学入試シリーズ』)を発行する図書出版・教学社は、2014年に創刊60周年を迎えるに当たり、「最古の赤本を探せ」プロジェクトを始動した。
創刊当時の受験生は、現在77歳前後
"赤本"の創刊号は1954年(昭和29年)発行。京都大・大阪市立大・神戸大・同志社大・立命館大でスタートしたが、この創刊号が同社内には残っておらず、募集を呼びかけている。
最古の赤本を使用した可能性が最も高いのは、昭和30年(1955年)に受験をした人で、当時18歳だった場合、1936年4月~1937年3月に生まれの人となる。2013年12月現在で76~77歳だ。
表紙は赤くない可能性も
赤本は、今でこそ「赤本」と呼ばれているが、実は赤系の色に統一されたのは1965年版からだという。それまでは本によって色が異なり、緑や水色など、様々な色・デザインがあり、最古の赤本は「赤い本」ではない可能性があるとのこと。
協力者にはささやかな謝礼も用意しているとのこと。問い合わせ先など詳細は赤本創刊60周年記念ページにて見ることができる。