総務省は27日、2013年11月の全国消費者物価指数(CPI、2010年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)は前年同月比1.2%上昇の100.7となり、6カ月連続で前年を上回った。上昇幅が1%台となるのは2008年11月の1.0%以来5年ぶり。前月比では同水準だった。
総合指数は100.8で、前年同月比では1.5%上昇、前月比では同水準。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数(コアコア指数)は98.7で、前年同月比では0.6%上昇、前月比では同水準だった。
各項目の総合指数に対する寄与度を見た場合、主なものでは、ガソリン、灯油の上昇幅が伸び、エネルギーにより総合の上昇幅が0.04ポイント拡大したほか、外国パック旅行により総合の上昇幅が0.05ポイント拡大した。
同省は併せて、2013年12月(中旬速報値)の東京都区部の消費者物価指数を発表。それによると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比0.7%上昇の99.5となり、8カ月連続で前年を上回った。なお、前月比では0.1%下落した。
総合指数は99.6で、前年同月比では0.9%の上昇、前月比では同水準。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は98.1で、前年同月比では0.3%の上昇、前月比では同水準となった。