スクウェア・エニックスが提供する人気オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」が12月16日より、NTTドコモが運営するゲームプラットフォーム「dゲーム」で提供開始された。ドコモのWi-Fiタブレット端末「dtab」向けの先行配信となり、現在の対応端末は同端末のみだが、2014年2月以降順次、同社のスマートフォンやタブレットにも対応していく予定。本稿では、いち早くdtabでプレイ可能となったdゲーム版「ドラゴンクエストX(以下、ドラクエX)」について見ていきたい。

「ドラゴンクエストX」がドコモの「dゲーム」に登場

今回、ドラクエXが先行配信されたdtabは、ドコモが2013年春モデルとして発売した10.1インチのWi-Fi対応Androidタブレット。1.2GHzクアッドコアCPUを搭載するなど、他と比べても見劣りしないハイスペックなタブレットでありながら、キャンペーンを利用することで1万円を切る9,975円で購入できるのが魅力。また、Wi-Fiタブレットであるため、dtab自体の回線契約や月々の利用料金などは不要となっている。

「ドラクエX」が配信開始されたドコモのWi-Fiタブレット「dtab」

dtabは、OSにAndroid 4.1を採用しており、Google Playからアプリをインストールできるなど、一般的なAndroidタブレットと同様の使い方が可能だが、さらに「dマーケット」をはじめとするドコモのスマートフォン/タブレット向けサービスが利用しやすくなっているのが特長だ。ドコモが提供するdマーケットには、月額525円で映画やドラマが見放題となる「dビデオ」、楽曲や着メロなどを購入できる「dミュージック」、ファッション通販サービス「d fashion」など、幅広いジャンルのコンテンツやサービスが用意されており、そのうちのひとつが「dゲーム」だ。

dゲームは、dマーケット内で提供されているスマートフォン向けゲームプラットフォーム。ドコモのオリジナルゲームのほか、スクウェア・エニックスやバンダイナムコゲームス、KONAMI、セガ、タイトーなどのゲーム会社が提供する様々なコンテンツをプレイすることができる。また、未成年者に対する課金制限や機能制限などが設けられ、安心安全に利用できるのも特長のひとつ。

一方、ドラクエXは、スクウェア・エニックスが提供する、言わずと知れた人気タイトル「ドラゴンクエスト」シリーズの最新作となる有料オンラインゲーム。これまで家庭用ゲーム機のWii、Wii Uのほか、Windows向けに提供されてきたが、今回、新たにモバイル端末向けとしてdゲーム版が登場した。ドラクエXは、MMORPGと呼ばれる多人数同時参加型ゲームとなっているが、Wii・Wii U、Windows、dゲームというすべてのプラットフォームのユーザーが、同じステージでプレイし、交流することが可能となっている。また、Wii・Wii U、Windows版でプレイしたデータをdゲームに引き継いでプレイすることもできる。

dゲーム版ドラクエXのプレイイメージ

ドラクエXをオンラインでプレイするには有料の利用券が必要で、Wii・Wii U、Windows版では30/60/90日間の利用券が用意されているが、dゲーム版ではモバイル端末で手軽にプレイできる短時間の利用券が用意される。利用券のラインナップは、3日間350円、10日間650円(いずれも税別)の2種類。なお、初回3時間は無料でプレイ可能。支払い方法は、ドコモケータイ払いおよびドコモポイント交換となる。

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これまで家庭用ゲーム機やパソコンでしかプレイできなかったドラクエXがタブレット向けに提供されたことで、Wi-Fi環境さえあれば外出先でも、より手軽にプレイできるようになった。また、dゲーム版ドラクエXは3日間または10日間の利用券を購入してプレイする方式で、いわゆるアイテム課金制ではないため、節度を保って安心安全に利用できるのもポイントだ。これからの年末年始、帰省先や旅行先などにdtabを持って行けば、一人または親子でドラクエXを手軽に楽しむことができる。dtab×dゲームの組み合わせでドラクエXで休暇を満喫してみてはいかがだろうか?