アスクは26日、Adaptecブランドの12Gb/s SAS対応RAIDアダプタ「Adaptec 12Gb/s 8/8Q」シリーズを発表した。「ASR-8805」「ASR-8885」「ASR-8885Q」「ASR-81605ZQ」の4モデルをラインナップし、「ASR-8805」「ASR-8885」「ASR-8885Q」は27日より、「ASR-81605ZQ」は2014年1月上旬より発売する。

ASR-8805

ASR-8885

ASR-8885Q

ASR-81605ZQ

「Adaptec 12Gb/s 8/8Q」シリーズでは、ROCコントローラに12Gb/s SASに対応した「PMC PM8063」を搭載。MD2ロープロファイルに準拠し、最大16のネイティブSAS/SATAポートをサポートする。データ転送速度はシーケンシャルリードで最大6.6GB/秒、パリティを含むRAID 5 のシーケンシャルライト時で最大5.2GB/秒。

「Adaptec 12Gb/s 8」シリーズと「Adaptec 12Gb/s 8Q」シリーズの大きな違いとして、キャシュ保護用バッテリーバックアップユニット「AFM-700」の有無があり、「Adaptec 12Gb/s 8」シリーズでもオプションの「AFM-700」を購入することで、利用が可能。「ASR-81605ZQ」では、フラッシュバックアップ回路がボードに組み込まれドータボードが不要となっている。

また、「Adaptec 12Gb/s 8Q」シリーズでは、キャッシングとティアリング機能をサポートする「maxCache Plus」を搭載。最適なメディアをキャッシュやストレージとして使用することで。コストを削減しながら、データのアクセスのパフォーマンスを高めることができるという。

「Adaptec 12Gb/s 8」シリーズ製品の店頭予想価格は、内部ポートが8基でコネクタがSFF-8643×1基の「ASR-8805」が80.000円台前半、内部ポートと外部ポートが8基ずつでコネクタがSFF-8643×2基、SFF-8644×2基の「ASR-8885」が100.000円前後。

「Adaptec 12Gb/s 8Q」シリーズ製品の店頭予想価格は、内部ポートと外部ポートが8基ずつでコネクタがSFF-8643×2基、SFF-8644×2基で、AFM-700が同梱する「ASR-8885Q」が150.000円前後、内部ポートが16基ずつでコネクタがSFF-8643×4の「ASR-8885Q」が140.000円台後半。

このほかの製品仕様は共通で、バスインタフェースはPCI Express 3.0 x8。対応RAIDモードは、RAID 0/1/1E/5/6/10/50/60。本体サイズはW64.41×D167.64mm。対応OSはWindows、Red Hat Linux、SUSE Linux、Fedora、Debian Linux、Ubuntu Linux、Solaris、FreeBSD、VMware ESXi。