インターネットは25日、声優・中島愛さんの音声で文章を読み上げるソフト「Megpoid Talk」を発表した。2014年1月16日よりダウンロード版を発売し、価格は9,072円。同社の商品登録ユーザー向けの優待価格は8,400円。先行キャンペーンとして、2014年1月16日までに予約すると7,875円で購入できる。パッケージ版の発売は未定。

中島愛さんは、アニメ「マクロスF」のランカ・リー役などで知られる。本ソフトに言葉や文章をテキスト入力することで、中島愛さんの音声でしゃべらせることができる。音声の合成エンジンにはアニモ社の「FineSpeech Ver 3」を採用。コーパスベースの音声合成に加えて、マイク入力や音声ファイルから抽出したイントネーションに合わせて、微妙なアクセント調整やスピード調整、伸縮調整などが行える。また、60種類の非言語音声も入力可能(ためいき、咳払い、改まった咳払い、あくび、伸び、むせる、鼻をすする、くしゃみ、息をのむ、気づく、シー、マズいことに気づく、吹く、はぁー、舌打、慌てる、含み笑い、笑い、など)。

画面の一例。発売元であるインターネットのWebサイトで、サンプル音声を試聴できる

完成した読み上げ音声は、WAVやMP3形式の音声ファイル出力や、「VOCALOID3」のVSQXファイル出力に対応する。ミキサーを搭載しており、読み上げ音声に対して11種類のエフェクトを加えることも可能。エフェクトは4種類まで同時に使用できる。

収録エフェクトは、Dynamics系としてCompressor / RMSCompresso / DeEsser、Modulation系としてChorus、EQ Filter系として2BandEQ / 6BandEQ / Filter、PitchTime系としてFormantShift / PitchShiftRT、RoomFx系としてDelay / Reverbなど。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP2) / 7 / 8。