医師専用サイト「MedPeer」(メドピア)は会員医師を対象に、11月28日~12月11日まで「医学界・医師界における今年の漢字一文字(略称:2013年 医師が選ぶ漢字)」を募集。このほど、その回答結果を取りまとめて発表した。
論文データねつ造にちなみ「偽」が1位
今回の調査では、2,657名の医師から回答が寄せられた。その結果、最も多くの医師が回答した漢字は、「偽」(227件)。2013年は医学界でも論文データのねつ造、改ざんがあることが明らかになり、それにちなんでいると思われる。7位にも論文データねつ造に関連し、ねつ造の「捏」(61件)がランクインしている。
2位は「徳」(112件)。年末に話題となった医療グループと都知事の問題を挙げる医師が多かった。3位は「今」(109件)。回答した医師からは「今年の流行語の"今でしょ"は、医療界でも通じる言葉だと思う」「患者にいつから治療を導入するかの質問にも使えた」などのコメントが寄せられた。
4位は、再生医療や経済再生などに関連する「再」(77件)、5位は医療をとりまく状況は厳しいということで「忍」(76件)。6位は、TPPなど医療に関する変化が生じそうという意見で「変」(63件)だった。