JAFは25日、これからの季節、冬場のトラブルによる救援依頼が増加することから、年末年始にクルマで出かける際、ぜひ、チェックしてもらいたいポイントをまとめた。
バッテリー上がり
年間で12月と1月は「バッテリー上がり」の救援依頼が多い月だという。2012年12月には月9万件を超えたという。気温が低いとバッテリー液の温度が下がり、バッテリーの能力も低下する。バッテリーは消耗品。使用環境によって、劣化の進み方が大きく変化するので、ガソリンスタンド、カーショップなどでのバッテリーチェックをすすめるとしている。
タイヤの滑り止め(タイヤチェーン、スタッドレスタイヤ)
これからの季節、降雪地域や山間部の道路ではチェーン規制などが実施される場合がある。また出かけ先で思いがけず積雪や凍結に遭うことも予想される。出かける際は、タイヤチェーンやスタッドレスタイヤの準備をするようにとしている。自分でスタッドレスタイヤに交換した時はナットの締め忘れに注意が必要。また、タイヤチェーン装着時のゆるみなどにも注意が必要だ。
「燃料切れ」「燃料凍結」に注意
高速道路を走行する前には燃料の残量をチェックし、残り少ない場合は早めの給油をするようにとしている。また、冬は「軽油の凍結」にも注意が必要。比較的温暖な地域で販売されている軽油を入れたクルマが、気温が低いスキー場などに長時間駐車した時などには、軽油(燃料)の流動性が失われ、燃料が噴射できずにエンジンがかからなくなることがあるという。これは比較的温暖な地域で販売される軽油の規格(種類)には、凍結対策がなされていないため。軽油の凍結を防ぐには、出かけ先の寒冷地で給油する方法が最も簡単な方法としている。ちなみに、ガソリンは凍結する心配がない。