不動産物件を探すときなど、ある地点から他の地点までの距離を知りたいときがある。チラシに「最寄り駅まで○○○メートル」や「バス停まで徒歩○分」といった記載があれば参考になるが、少し離れたスーパーやコンビニエンスストア、病院や学校は記載されているとはかぎらない。近隣の駐車場や知人の家といった公共性のない場所ともなると、掲載の可能性はゼロといっていい。
そんなときには、iPhoneを使うといい。『RunKeeper』などのGPSロガーアプリを利用すれば、地点間の距離と時間をかなり正確に測定できる。『僕の来た道』のようなライフログアプリも、使い方次第ではある程度正確な測定が可能だ。実際にその地点間を移動する必要があるものの、正確さにこだわるのならば"実測"がベストだ。
もう少しざっくりとした数字でかまわない、だいたい○○○メートルとわかればいい、という場合には『マップ』が役に立つ。地図上をピンチイン/アウト(2本指をつまんだり離したり)するとき、画面上部に距離を示すバー(スケールバー)が表示されるので、そこに測りたい距離を重ねるよう配置するというわけだ。
なお、スケールバーは画面から指を離すと消えてしまう。スケールバーはもっとも縮めた場合(地図を最大ズームにしたとき)で36メートルのため、数メートルの距離を測るときには使えない。カーブした道を測定することも苦手だ。体を動かすほどではない、iPhoneでざっくりとした距離が測れればそれでいい、というシチュエーションで活用しよう。
操作手順をカンタン解説
1 『マップ』を起動し、測定したい2地点が地図の左上にくるよう表示位置を調整する。ここでは「平川門」と「気象庁前」の交差点を測定してみる |
2 表示位置の微調整とピンチイン/アウトを繰り返し、ちょうど2地点の間にスケールバーがくるようにする。ピッタリ収まることは希なので、スケールバーの表示を参考に距離を推定する |
(提供:iPad iPhone Wire) |