ついにメジャーへ! 来季はどこのユニフォームに袖を通すのか

東北楽天ゴールデンイーグルスの立花陽三球団社長は12月25日、新ポスティングシステム(入札制度)でのメジャー挑戦を表明していた田中将大選手に対し、球団として来季のメジャー移籍を容認することを明らかにした。

メジャーによる争奪戦開始へ

この日、仙台市内の球団事務所で立花球団社長と田中選手による会談が行われ、メジャーリーグ移籍を認める意向が伝えられた。

日米間で新たなポスティングシステムが締結された今月17日、田中選手は来シーズンのメジャー挑戦の意向を正式に表明した。それから約1週間。立花球団社長は新ポスティングシステムに関して不透明な部分があることなどを理由に、決断を先延ばしにし、三木谷浩史オーナーらと協議を重ねていた。

ただ、高卒1年目から7年間にわたりチームを引っ張り、今シーズンは24勝無敗という大記録を打ち立ててチームを初の日本一に導いた、田中選手の球団への貢献度を高く評価。今回の移籍容認へと至った。

今回の新ポスティングシステムでは、獲得意思を示した全球団と交渉が可能になるのが大きな特徴。複数の球団が獲得に名乗りをあげた場合、田中選手は最も自分の希望に合った球団を選ぶことが可能となる。

田中選手に対しては、ニューヨーク・ヤンキースやボストン・レッドソックスなどが獲得に興味を示しているなどと、アメリカで先行報道されていた。今後は日本球界の至宝をめぐるメジャー球団の激しい争奪戦が始まることになりそうだ。