嵐の相葉雅紀が、犬童一心監督がメガホンを取る映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』(2014年秋公開)で、映画では初となる単独主演を務めることが24日、明らかになった。
原作は、山下達郎の名曲「クリスマス・イブ」をモチーフにした中村航の同名小説。相葉は、優しすぎてちょっとヘタレな書店員で、漫画家を夢見る光を演じる。光には、夜になると街で謎のビラ「デビクロ通信」を配るというもう1つの顔があり、ある日、幼なじみの杏奈(榮倉奈々)、世界的照明デザイナーのソヨン(ハン・ヒョジュ)、光の大学の同級生で超売れっ子漫画家・北山(生田斗真)と運命的に出会う。本作では、この男女4人が織り成す恋とクリスマスの夜に起こる奇跡が描かれている。
単独主演に挑む相葉は、「見た人が必ずあたたかくなる作品にします!」と気合十分。本作について「ちょっとファンタジーでクリスマスにぴったりな夢のあるラブストーリーです」と説明しつつ、「クリスマス・イブは僕の誕生日でもあるので、この作品に携われる事に運命を感じています! 僕がサンタクロースとなって皆さんに『MIRACLE』を届けます!」と不思議な縁を喜んでいた。犬童一心監督とは、『黄色い涙』(2007年)以来のタッグとなる。
杏奈役の榮倉は、初共演となる相葉の役柄について「運命や時には杏奈に振り回される主人公がとても魅力的でした」と感想を語る。アニメーションを交えたシーンもあることから「私が今まで触れたことのないテイストの映画になりそう」と予想し、「犬童監督をとても信頼していますので自分の想像をはるかに超えた未知なる作品になってほしいと願っていると同時に確信しています」と本作への思いを明かした。
一方、日本映画初出演のハン・ヒョジュは「私にとっては新たな挑戦でありドキドキわくわくしています。作品に迷惑をかけないように、がんばって準備して撮影にのぞみたいと思っています」とコメントを寄せ、相葉と1997年の舞台『Stand by Me』以来の共演となる生田斗真は、「実写の中にアニメーションパートが入ってくるという事で、どういった作品になるのか、未だ想像がつきませんが、この映画の一部として、しっかりと役を務めさせて頂きます」と意気込んでいた。