ソニー銀行は20日、コンビニATMの利用実態調査の結果を発表した。それによると、「すぐに使うお金」を引き出したい時に利用するのは、「コンビニに設置されているATM」が一番多いことがわかった。

同調査の対象は、銀行口座を保有し、かつその口座で何らかの取引を行っている18歳以上の男女が対象。調査期間は2013年11月15日~16日、調査方法はインターネット、有効回答数は1,037人。

現金を引き出すのに使うATMはどこかと尋ねたところ、最も多かったのは「銀行に設置されているATM」の75.1%。次いで、「郵便局に設置されているATM」が42.7%、「コンビニに設置されているATM」が33.8%、「駅中に設置されているATM」が25.7%、「スーパー等に設置されているATM」が6.8%となり、約3人に1人がコンビニATMを利用していた。

普段どこで現金を引き出す?

1回当たりの引き出し額については、「銀行に設置されているATM」が圧倒的に高く4万2,208円。以下、「その他の場所に設置されているATM」が3万4,800円、「スーパー等に設置されているATM」が2万9,354円、「郵便局に設置されているATM」が2万8,623円、「コンビニに設置されているATM」が2万3,650円、「駅中に設置されているATM」が2万2,500円と続いた。

1回の引出し金額は?

ATMの利用シーンを聞くと、「給料日後の生活費を引き出したいとき」に利用するのは、「銀行に設置されているATM」が59.4%で最も多く、次いで、「郵便局に設置されているATM」が14.8%、「コンビニに設置されているATM」が12.2%となった。

一方、「すぐに使うお金を引き出したいとき」に利用するのは、「コンビニに設置されているATM」が39.0%で最多。以下、「銀行に設置されているATM」が32.4%、「郵便局に設置されているATM」が26.3%と続いた。

銀行によって、コンビニATMでの引き出し手数料が「全時間帯0円」であることを、「知っている」人は半数以下の46.4%。一方、「知らない」人は53.6%に上った。

また、12月20日よりスタートした一部金融機関におけるコンビニATM手数料の有料化について尋ねると、「知らなかった」人は73.0%に上ることが判明。反対に「知っている」人は27.0%にとどまった。