調査・マーケティングを行うイードはこのほど、「祖父母と孫のコミュニケーションに関する調査」の結果を公表した。調査は小学生以下の子供を持ち、かつ自分の親と離れて暮らしている全国の20代~50代男女を対象に、12月11日~13日にインターネットで実施した。
70.0%が子供を連れて帰省
「今年(2013年)の年末年始に子供を連れての帰省予定」があるかを尋ねると。70.0%が「帰省するつもり」と回答した。
「年末年始以外に、子供を連れて帰省する頻度」を尋ねると、「半年に1回以上」(29.5%)が最も多く、「3カ月に1回以上」(17.5%)が次に続いた。全体で見ると、「月に1回未満」と回答した人が75.5%となる。
頻繁に実家に帰れない理由は「距離」
「子供(祖父母から見れば孫)と離れて暮らす父母が、顔を合わせる(コミュニケーションを取る)機会がもっと欲しいか」と聞くと、「欲しい」「まあ欲しい」の合計が60.0%となった。「欲しい」「まあ欲しい」と回答した人に頻繁に実家に帰れない理由を尋ねると、「距離が離れているため」(44.5%)、「仕事が忙しいため」(41.5%)、「交通費がかかるため」(26.5%)などの理由が集まった。
ビデオチャットツールの利用を調査
頻繁に実家に帰れない代わりに、ビデオチャットツールを使うことについて調査すると、子供(祖父母から見れば孫)と離れて暮らす父母が顔を合わせる機会が「欲しい」「まあ欲しい」と回答した人では45.8%が「現在、利用していないが、利用してみたい」と答えている。「現在、利用している」と「利用したことがある」を加えると65.0%が利用意向を示していることになる。
利用意向が高い人たちに導入に際しての不安や障害を尋ねると、「父母が、端末やサービスの操作を覚えるのが大変」(50.0%)が最も多く、「父母が、使いこなせるか不安に感じている」(49.2%)、「そばにいて教えてあげることができない」(29.2%)が後に続いた。
ビデオチャットツールを「現在、利用していないが、利用してみたい」と回答した人に、「サポートサービスが充実していれば、父母にビデオチャットなどのツールを使わせてみたいと思うか」という質問をすると、「使わせたい」と「まあ使わせたい」の合計が81.1%となった。