10代が出す年賀状はメールやメッセージが多い

マーケティングリサーチを手がけるネオマーケティングはこのほど、「年賀状の送り方・もらい方」をテーマにしたインターネットリサーチの結果を発表した。同調査は、同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式により10日~11日に実施。全国の15歳~69歳の男女から、世代・性別に50人ずつ、計600人の回答を得た。

「年賀状はハガキで」が多数。「メール、メッセージ」は若年層のみに浸透

「2013年に2014年の年賀状をどのような方法で出したいか」を聞いたところ、最も多かった回答は「手書きのハガキ」の40.8%だった。また、メールやSNSなどでのメッセージは全体で2位となっているものの、10代、20代がその割合を多く占めた。20代のトップは「年賀状を出さない」で、その割合は36%となった。

40代女性の「手書き率」は6割

性年代別で比較をしてみると、「手書きのはがき」が最も多いのは40代女性、次いで30代女性と、50代~60代よりも多いことが分かった。また、メール、メッセージでは、10代女性、10代男性、20代女性に続き40代女性が4位にランクインするなど、40代女性は用途によってアナログからデジタルまで使いこなしていることがわかった。20代男性は「出さない」が約半数だった。

年賀状のうれしいもらい方は「手書きのはがき」

出すのは印刷した年賀状でももらうのは手書きが嬉しい

「年賀状のうれしいもらい方」を聞いたところ、全世代で「手書きのはがき」が1位となった。以下「印刷したハガキ」(21.5%)、「メール、メッセージ」(18.5%)と続いた。ただし20代だけは、2位に「年賀状はもらってもうれしくない」があがった。

性年代別で比較してみると、20代男性の4割以上が「年賀状はうれしくない」と答えた。男女で比較をすると、女性は「年賀状はうれしくない」以外すべての項目で男性より多い結果となっており、男性よりも女性の方が「年賀状」をもらってうれしいと思うことがわかった。また、送り方とうれしいもらい方を比べると、「もらって最もうれしいのは手書きのハガキ」と回答しながらも、実際は「印刷したハガキで送っている」ことが多いことも見て取れた。

送付数最多は50代男性。20代男性は送付数が際だって少ない

20代、なかでも男性の発送予定枚数が際立って少ない

「年賀状の送付予定枚数」を聞いたところ、全体の平均では48.3通となった。男女で比較をしてみると、20代のみが男性より女性が多く送付する予定という結果になったが、その他の世代で女性よりも男性が出す予定の年賀状枚数の方が多かった。最も年賀状を送付する予定が少ないのは20代男性の16.6通、最も送付する予定が多いのは50代男性の76.8通となった。

調査の詳細は「ネオマーケティングの独自調査レポート」で閲覧できる。