北海道空港と三井住友カードおよびジェーシービーは20日、新千歳空港ターミナルビル内の商業施設の約180店舗で、NECのマルチサービスターミナル(MST)を活用し、電子マネー「nanaco(ナナコ)」「QUICPay(クイックペイ)」の決済サービスを開始した。

従来から利用できる「Kitaca(キタカ)」「iD(アイディ)」「楽天Edy(ラクテンエディ)」「WAON(ワオン)」と併せて全6種類の電子マネーが利用可能となった。

新千歳空港は、北海道空港が運営する北海道内最大規模の空港。和洋菓子やキャラクターグッズなどの北海道土産から、飲食・ファッション・雑貨まで、バラエティに富んだ店舗が集結していて、日本各地から北海道を訪れる多くの顧客に利用されているという。

北海道空港は、消費税増税の影響により店舗での小銭の取り扱いが増加し、レジでの決済スピードが遅くなる懸念があることから、すでに利用可能である4種類の電子マネーに加え、新たに「nanaco」「QUICPay」の取り扱いが可能なマルチ決済端末を導入するという。これにより北海道空港は、キャッシュレス決済の取扱を増強し、決済スピードを迅速化させ、顧客のさらなる利便性向上を図るとしている。

なおこのたび、三井住友カードは「nanaco」、ジェーシービーは「QUICPay」の決済に関して、北海道空港と業務提携しサービスを提供するとしている。

今後も各社は、顧客の利便性向上と、各電子マネーの利用促進を図っていくとしている。