今年は異常気象だったと思いますか?

ウェザーニューズは全国のウェザーリポーター7万4,670人を対象に、12月に“2013年の振り返り調査”を実施した。

「暑さ」「台風」などで異常を実感

まず、12月9日に季節外れの雪や暑さ、寒暖の差が激しかったこの一年をどのように感じているか、全国1万5,935人のウェザーリポーターに調査を行った。すると、「今年は異常気象だったと思う」に「はい」と回答した人は78%。約8割が今年は異常気象であると感じていることが明らかとなった。

また、異常を感じた理由を合わせて送ってもらったところ7,646件のコメントが寄せられた。コメントのキーワードを分析すると、「暑」(2,737件)と「台風」(2,457件)、「雨」(2,223件)といった言葉が多く含まれていたという。

岩手県では3人に1人が命の危険を体感

続いて12月12日・13日に、ウェザーリポーター1万5,273人を対象に“今年、気象現象によって命の危険を何回感じましたか?”と質問した。すると、「1回以上」と回答した割合が全国平均で20.8%となり、およそ5人に1人が気象現象によって命の危険を感じていたことが明らかになった。

都道府県別で「気象によって命の危険を感じた割合」を見ると、最も割合が高かったのは岩手(34%)、2位が京都(31%)、3位が秋田(30%)、4位が滋賀(29%)、5位が山形(28%)だった。最も命の危険を感じた人が多かった岩手からは、7月の大雨による土砂災害や河川の増水によって、命の危険を感じたというコメントが多数届いた。

エリア別で見ると東北(日本海側)、北関東、北海道の順に多い結果となった。最も多い東北(日本海側)は、冬は豪雪や雷によって、夏は台風などによる豪雨や暴風で身の危険を感じた人が多いようだ。北関東では、猛暑やゲリラ雷雨が、北海道では3月2日の暴風雪を挙げる人が多かった。

今年、異常気象によって命の危険を感じましたか?