フィンランドのNokiaは2014年第3四半期をめどにスマートウォッチ市場へと参入する計画だという。Nokia Power Userが報じたところによれば、これまで同社がデモストレーションしてきた「Nokia Kinetic」「Nokia Morph」の技術を組み合わせた、まったく新しいタイプのデバイスとなりそうだ。

Nokia Morph

スマートウォッチについては、モバイル端末メーカーとしてはすでにソニーが参入しているほか、先日はSamsungも対応デバイスを市場投入している。だがNokia Power Userの情報によれば、Nokiaが開発しているデバイスはこれとは幾分か異なるものとなりそうだ。その1つがNokia Kineticと呼ばれる新しいユーザーインターフェイスで、デバイス筐体を引っぱったり、ひねったりすることで、デバイスにコマンドを与えて操作が可能になる。これについては言葉で説明するより下の動画で直接見て確認いただくのが一番だろう。

また、こうした操作に利用できる素材として登場するのがNokia Morphだ。筋肉繊維のようなタンパク質を3次元状に張り巡らせ、柔軟でかつ剛性を保つ新素材のようなものだという。詳細はNokia Researchのページにもあるが、一見すると透明なプラスチック素材のようにも見える。これをNokia Kineticと組み合わせることで、これまでにないようなデバイスを作り上げることが可能になるというわけだ。

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