アイドルグループ・AKB48の川栄李奈が、2014年1月11日スタートの日本テレビのドラマ『SHARK』(毎週土曜24:50~25:20 関東ローカル)に出演することが22日、明らかになった。川栄が単独でドラマに出演するのは、今回が初となる。
本作は、関西ジャニーズJr.の平野紫耀が初主演を務めるドラマで、メジャーデビューを夢見るバンド「SHARK」の青春群像劇を描いている。プロデューサーの植野浩之氏は、「もともと『劇場版 私立バカレア高校』でご一緒していたのですが、今回は川栄さんの新たな一面を期待してオファーしました。ちなみに、川栄さんは実はバラエティ志望ではなく、女優志望なんです」とコメント。川栄本人も、「なんでもできる女優さんになりたいですね。悪役もいい役とかも全部できるような人になりたいです」と語り、憧れの女優像は「大島優子さん」。「AKB48もやって女優もやっていて、いろんなことができるので、すごいと思います」と称賛していた。
川栄が演じるのは、主人公・瑞希(平野紫耀)の幼なじみでハンバーガーショップでアルバイトをしている楓。元天才子役で類まれなボーカルセンスを持ちながらも、自信家な性格に加え人と接することが苦手な瑞希を誰よりも理解し、ひそかに瑞希に思いを寄せているという役どころ。川栄は「彼が気になっている…というお芝居が多いです。でも、恥ずかしいです(笑)」と照れつつ、「楓は自分からいくというか、そういう素振りを見せたりするので、すごいなって思います」と驚いた。
これまで、『劇場版 私立バカレア高校』(2012年)、『マジすか学園2』(2011年テレビ東京)、『マジすか学園3』(2012年テレビ東京)、『So long』(2013年日本テレビ)などに出演した川栄だが、単独でのドラマ出演は今回が初。「最初はすごくびっくりしたんですけど、女優さんになるのが夢なのですごくうれしかったです」と喜びながらも、「でも実はとても不安でした(苦笑)。いつもならAKB48のメンバーがたくさんいるけど、今回は一人ですごく不安だったんです。周りにメンバーがいないのはめったなにないので、普段のいつもにぎやかな現場とは全然違います」と心境を明かした。
自身が演じる楓については、「明るくて、活発な子です。私は根暗なんですよ(笑)。意外と静かなところがあるので、難しかったんですけど…でもそこは明るく頑張りました!(笑)」と説明。慣れない現場ながらも、「本当に緊張するんですけど、すごく楽しいです。演技の経験はほとんどないんですけど、楓を演じてるときは楽しいんです。OKがかかると、うれしい(笑)。達成感があります」と貴重な経験となったようで、「来年も、もっと演技がやりたいので、いろいろな作品に出られたらと思います」と新たな目標を掲げていた。