映画『麦子さんと』の初日舞台あいさつが21日、東京・テアトル新宿で行なわれ、キャストの堀北真希、松田龍平、余貴美子と吉田恵輔監督が出席した。
|
|
左から、松田龍平、堀北真希 |
全国順次公開の同作は、堀北演じる主人公が、母親の青春に巻き込まれながら、女性として成長していく物語。声優を目指すアニメオタクの麦子(堀北)は、頼りない兄の憲男（松田）と暮らしていたが、ある日、自分たちを捨てた母・彩子(余)が戻ってくる。顔も覚えていない母との生活に戸惑う麦子だったが、突然死んでしまった母の納骨に訪れた故郷で、母が町のアイドルだったことを知る――というストーリーで、松田聖子の「赤いスイートピー」が映画挿入曲として初めて提供されている。
主演の堀北と松田は初共演で、堀北は「いつも自然体でステキ。自然な形で麦子とお兄ちゃんの空気ができた」とにっこり。一方の松田は「ちょっと空気感が怖い。しゃべりかけづらいと思ったけど、急に可愛い笑顔を見せてくるから振り回される。つい気になっちゃうし、好きだなぁと思う」と打ち明けると、堀北は「おしゃべりしましたよね!?寒くてなかなかエンジンが掛からなかったのかも」と苦笑い。そんな2人の現場の様子を、「朝が苦手な2人。ほとんど会話して無かったけど、まったりしてて家族の感じが出てたと思う」と微笑んだ余は、「可愛いし格好良いし、こんな2人が自分の子どもだったら一儲け出来そう」と笑いを誘っていた。
また、「吉田監督が長い間考えていた麦子という役を託されたので、一生懸命やろうという気持ちだった」と語った堀北は、今年を振り返り、「『麦子さんと』で始まって終わった1年でした」と充実した表情。イベントでは、今年の漢字をそれぞれが披露し、堀北が「"楽"です。珍しく今年は1年が長かった。色んな経験をして楽しかったです」と語ると、"縁"と書いた松田は、「今年は良い出会いがあった。来年は自分も与えられる人になりたい」と意気込みを。一方、「良い映画なのにすみません」と言いつつ、"酒"と書いた余は、「年末年始も飲んだくれるつもり。来年も美味しくお酒が飲める年にしたい」とニヤけていた。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
