先日、頓知ドットの提供するソーシャルARアプリ「セカイカメラ」の全サービスが来年1月22日に終了すると発表され話題になった。同社はセカイカメラの進化版と位置づけるアプリ「tab」に注力するとのことだが、どのようなアプリなのだろうか。特徴について紹介しよう。なお、同アプリにはiOS版もあるが、本稿ではAndroid版で解説していく。
「tab」ってどんなアプリ?
tabは、行きたいスポットやイベント情報を画像とセットで集めて登録でき、そのスポットに近づくと通知してくれるのiOS/Androidアプリ(ダウンロード無料)。お気に入りの飲食店情報を忘れないように登録しておいたり、気になっていた店舗の付近をたまたま通りがかった際に通知してリマインドしてくれる。
利用にあたって、まずはFacebookやTwitterのアカウント、メールアドレスのいずれかを使ってログインする。そのあとで、スポットやイベント情報の登録を行う。各情報の登録は、メニュー画面の「クリップ」から行う。アプリ内蔵のウェブブラウザを使い、気になる店舗の情報が載っているウェブページを見つけたら、「クリップ」をタップしよう。同ページ内の写真を登録でき、位置情報の登録もパパッと終わるのはうれしい。
操作が非常に簡単なので、複数のスポット情報の登録も苦にならない。しかし、本稿執筆時点では「食べログ」内の飲食店情報を登録しようとすると、どうしても失敗してしまうのは残念だった。飲食店がWebサイトを持たず、情報が食べログにしか載っていないということもあるので、この点を改善してもらえれば使い勝手がさらに向上するだろう。
「tab帳」を使いこなして楽々情報収集
集めた情報は「tab帳」に保存され、tab帳内の情報の追加・削除といった編集も行える。tab帳を複数作ることもできるので、「ランチ」、「雑貨」というように情報の種類によってtab帳を使い分ければ、情報をより見やすくすることができる。
さらに、キーワード検索などで他のユーザーが作ったtab帳も閲覧可能。穴場スポットや、期間限定イベントなどを登録している他のユーザーのtab帳を見つけたら、「フォロー」して即座に見られるようにしておくのも有用な使い方だ。
現在地周辺のスポット情報もサクッと検索
そのほかにも、端末のGPS機能を使って現在地周辺のスポットやイベント情報を表示する機能も搭載。地元や職場付近など一見知り尽くしたエリアに見えても、探してみると実は見逃していた良スポットを発見できるかもしれない。
(ライターズハイ:藤縄優佑)