ディーアンドエムホールディングスは12月20日、デノンブランドのハイレゾ対応USB DAC兼ヘッドホンアンプ「DA-300USB」を発表した。発売は2014年2月で、希望小売価格は 60,375円となっている。
2.8MHz/5.6MHzのDSD、最大192kHz/24bitのPCMに対応するUSB DAC/ヘッドホンアンプ。単独でのUSB DAC/ヘッドホンアンプとしてデノン初の製品となる。同社のSACD(スーパーオーディオCD)プレーヤーのフラッグシップモデル「DCD-SX1」と同世代のUSB DAC機能を搭載。PCのクロックを用いないアシンクロナス転送により、ジッターレスでの伝送を実現している。また、デジタル・アイソレーターが備えられており、音楽信号を入力する際にPCノイズの影響を受けにくいように配慮された。
デノン独自のアナログ波形再現技術「AL32Advanced AL32 Processing」を搭載。独自のビット拡張&データ補間技術で、音楽信号が本来持っていたデータを推測して、滑らかな波形の音を再現する。また、D/AコンバーターもSACDの上位モデルに搭載されている192kHz/32bit対応のものを採用。精度が高いD/A変換が可能となっている。
主な仕様はチャンネル数が2チャンネル、周波数特性がDSD信号で2Hz~50kHz(-3dB)、PCM信号で2Hz~20kHz (±0.5dB)、S/N比がDSD信号で112dB(可聴帯域)、PCM信号で112dB、ダイナミックレンジがDSD信号で105dB(可聴帯域)、PCM信号で105dB、全高調波歪率DSD信号で0.0018% (1kHz、可聴帯域)、PCM信号で0.0018% (1kHz)、サンプリング周波数がDSD信号で2.8224/5.6448MHz、PCM信号で32/44.1/48/64/88.2/96/176.4/192kHzとなっている。
ヘッドホン出力は55 mW/32Ω(1kHz 0db再生)、音声入力端子はUSB(Type B)×1、光デジタル入力×2、同軸デジタル入力×1、音声出力端子はアナログ音声出力(L/R)×1、ヘッドホン出力×1(6.3mmステレオ標準ジャック)。サイズはW170×H57×D182mm (フット、端子、つまみ含む)、質量は1.5kgだ。