イオンはこのほど、ワコールと共同開発したシニア世代向け女性下着「Tuyaka(つやか)」をイオン約250店舗で発売した。
60代女性の体形にフィット、買いやすい価格帯に
イオンでは、中期経営計画の4つのシフトのひとつとして「シニアシフト」を、ワコールは中期経営計画の重点施策のひとつとして「シニア向け商品の強化」を掲げており、両社ともシニア世代の商品開発を強化しているという。
今回発表されたシニア世代向けの女性下着「Tuyaka」では、ホックをなくし下から着用可能なブラジャーなど体形の変化に応じた設計で柔らな素材や縫製、デザインもこだわり、60代女性の体形にフィットする品質とした。
また、「Tuyaka」商品の価格帯は2,300~2,800円。通常ワコールがスーパー向けに展開している同世代向けのブラジャーは3,000円以上中心だが、イオン専売ブランド「Tuyaka」では基本価格を低めに設定し、カップやサイズが異なる商品も同じ価格にすることで消費者の買いやすさを追求したとのこと。
「Tuyaka」はブラジャーのほかにショーツやキャミソールなど計11種類を展開し、今後は発売から1年間で6億円の売り上げを見込んでいる。またイオンのグループ会社ダイエーでも昨年9月に50~60代向けの女性下着を発売し、今年9~11月の売り上げは前年同期比1.6倍となっている。
イオンでは中期経営計画により、今回の「Tuyaka」同様に今後もシニア向け商品の強化を行っていくという。