コクヨファニチャーは、オフィス空間を提案するブランド「ofon(オフォン)」のプロモーション活動として、小規模企業・個人事業主を対象に「社名の由来コンテスト」を開催、審査により各受賞企業を決定した。
大賞はユニークな社名の3社に決定
同コンテストは、10月1日から10月31日まで企業からの応募を受け付け、全国から熱い想いがこもった社名の由来が届けられた。
社名大賞に輝いた企業は3社で、1社目は東京の情報通信業「ザワット株式会社」。「利用者の鳥肌が、ザワっと立つような、世の中を変えるサービスを創ろう」「ソーシャル時代に生きる僕らだ。大衆に受け入れられて、ザワザワとクチコミでサービスが広がっていく。そんな、人に薦めたくなるようなサービスを創ろう」などの思いが込められているという。
さらに、「東日本大震災の直後、停電で真っ暗な中。いつかザワット株式会社が、The ワット=電力のように日本を照らす存在になるように。 座・ワット(タイ語でお寺)という名に祈りを込めて」という意味もあるとのこと。
「様々な思いがこの"ザワット"という言葉に込められている点が印象的」と、高い評価を得て受賞となった。
自らの探究する世界に「羽ばたく」会社
大賞の2社目は東京の教育・学習支援業「ハバタク株式会社」。「正解のない時代に、もやもや感のあふれる日本で、自らの探究する世界に"羽ばたく"人を支えたい、"Have a Takt!" = "自らの人生の指揮棒(タクト)をとっていこう"」という想いを込めて同社を設立したという。
審査員からは「小さい組織だけれど主導権をとっていこう、というポジティブな思いが強烈で、すごいと思いました」などのコメントが寄せられた。
先入観にとらわれず本質を見抜く姿勢を社名に
3社目は静岡の製造業「株式会社マクルウ(MACRW)」。マグネシウム合金の冷間引抜製品(Cold Drwan Works)を製造する会社だが、同社の特長は不可能と考えられていたマグネシウム合金の冷間引抜を最新設備ではなく昔ながらのCold Rolling Machineで実現させたことだという。
先入観にとらわれず本質を見抜くことを社是として、「Cold Drwan」ではなく、あえて「Cold Ralled」を社名とし、MACDWではなくMACRWとしたとのこと。さらに、「まくる」とは「競馬などで追い上げて一気に抜く」という意味があり、一度製品への展開が始まったら、雪崩を打ったように様々に展開していくことを期待しているという。
もともと不可能だと思われていた製法に先入観にとらわれずに挑戦している点、そしてその作り方を社名に込めている点などが評価され、受賞となった。
他に審査員賞として、 「株式会社 8knot」「おいしいや かわいいや」「株式会社たちこぎライダー」「株式会社どんどん」「株式会社BearTail」の各社が受賞した。