「ジェネリック医薬品について見聞きした先」

沢井製薬はこのほど、ジェネリック医薬品に対する意識、および消費税増税を受けた、患者の節約意識の変化と医療機関の受診状況への影響に関する調査の結果を公表した。同調査は、過去3か月以内に医療機関で薬を処方・調剤してもらった30~60代男女の患者400名、全国の30~60代男女の医師450名と薬剤師450名を対象に実施。10月25日から28日にかけてインターネット調査で行った。

ジェネリック医薬品が浸透?

患者がジェネリック医薬品について見聞きした先は、「テレビ番組」(54.9%)、「病院・薬局のポスター」(49.4%)が上位を占めた。次いで、「薬剤師から」が前年の9.2ポイント増で43.4%と急増した。

ジェネリック医薬品を「希望したことがある」患者は、52.1%となった。実際に処方・調剤してもらったことがある患者も65.2%と、前年に比べて大幅に増えた。また、希望したこともなく、医師・薬剤師から薦められたこともない「ジェネリック未体験」の患者は、20.6%で、前年比11.6ポイントの減少となった。

「医師・薬剤師への処方・調剤希望、医師・薬剤師からの処方・調剤推薦の有無」(N=399)

消費税増税に伴う医療の節約はジェネリックで

消費税増税を受けて、患者の74.8%は節約意識が「高まる」「やや高まる」と回答。69.8%の医師、74.2%の薬剤師も「患者の節約意識は高まる」と考えていることがわかった。

「消費税増税を受けた患者さんの節約意識の変化」

節約意識の変化に伴う患者の受診状況への影響では、医師・薬剤師はともに「病院に来るのを我慢する」と受診抑制を挙げた人が最も多く、それぞれ53.5%、53.3%となった。一方、患者は「ジェネリック医薬品を積極的に利用する」が最も多く46.5%、次いで「影響は出ないと思う」39.1%と、医療関係者と患者の意識に差があることがわかった。

「節約意識が高まる患者さんの受診への影響」

調査結果の詳細は、同社のWEBサイトで閲覧できる。