損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険は19日、サラリーマン世帯の主婦を対象とした「2013年冬のボーナスと家計の実態調査<Part1>」の結果を発表した。それによると、今冬のボーナスの平均手取額は前年比4.7万円増の66.8万円となった。

同調査は、2013年12月7日~10日の期間にインターネット上で行われ、全国の20~50代の主婦500人から有効回答を得た。

今冬のボーナスの手取り額を尋ねたところ、「50~75万円未満」が30.4%、「25~50万円未満」が28.6%となり、"25~75万円未満"の層が59.0%を占めた。以下、「75~100万円未満」が13.0%、「25万円未満」が10.8%と続いた。平均手取額は66.8万円で、昨冬よりも4.7万円増加した。

2013年冬のボーナス手取額

昨冬のボーナスと比較すると、ボーナスが「増えた」人は36.4%で、「減った」人の21.6%を15ポイント近く上回った。増減の平均額も「+0.7万円」とわずかながらプラスとなり、昨年までの減少傾向から一転して増加傾向に転じたことがわかった。

冬のボーナスの今後の見通しについては、43.6%が「変わらないと思う」と回答。一方、「増えると思う」は29.8%と、「減る+なくなると思う」の26.6%を2002年の調査開始以降初めて上回った。

ボーナスの主な使い道を聞くと、「預貯金」が圧倒的に多く76.2%。以下、「生活費の補填」が37.4%、「ローンの支払い」が28.2%と続いた。昨冬と比較すると、「預貯金」が7.2ポイント増となったほか、「プチ贅沢」が3.0ポイント増、「国内旅行(帰省を含む)」が3.0ポイント増、「家電製品の購入」が1.8ポイント増となるなど、消費項目に関しても増加しているものが多くなっていた。同社は「使い道は節約から消費の方向に動いている」と分析している。

この冬のボーナスの主な使い道(複数回答)

今回のボーナスの中から、夫に小遣いとして渡した、あるいは渡そうと思っている金額を質問したところ、「0円(渡さない)」は46.6%と、昨冬の50.4%から3.8ポイント減った。しかし、渡した人の平均額は「9.2万円」と、昨冬の「11.2万円」から2万円減少していた。

「0円(渡さない)」と答えた人の理由としては、「必要な時にはその都度渡しているので」が34.3%で最多。次いで、「毎月お小遣いを渡しているので」が32.6%、「将来に備えることの方が大事なので」が19.3%、「もらったボーナスが少ないので」が18.5%となった。

2013年に活躍した人やグループで臨時ボーナスをあげたいと思う人を尋ねたところ、芸能界では「堺雅人」が39件、スポーツ界では「田中将大」が117件、その他の分野では「ふなっしー」が13件で、それぞれ1位を獲得。金額(平均)は、「田中将大」の1,419万円、「林修」の1,064万円、「滝川クリステル」の583万円がトップ3となった。