リブセンス あたりまえ研究所は「今の日本人の幸せは?」をテーマにした調査結果をこのほど公表した。それによると、Twitter利用者は、FacebookやLINE利用者よりも不幸を感じやすい傾向にあるという。

今回の調査結果はリブセンスが12月7日に設立した「リブセンス あたりまえ研究所」が公表したもの。回答者のお金に対する重要度、利用するソーシャルメディアなどの観点から、現在および5年後の幸福の実感値について調べ、考察をつけてまとめている。

調査結果のうち、利用するソーシャルメディアと幸せとの関係については、FacebookやLINE、mixiに比べてTwitterの利用者は"不幸せ"と感じる人の割合が多い傾向にあった。Facebook、mixi、LINE利用者が現在不幸と感じているのは30%台だったのに対して、Twitterは42%となった。また、現在幸せと感じているのも、Twitter利用者が最も低く、40%にとどまった。

利用するソーシャルメディアと現在の幸福感の関係

また、今回の調査結果からの考察では、現在あるいは5年後の幸福実感値の高い人を見た場合に、以下ような項目が挙げられるという。

  • 読書・食べ歩き・散歩が趣味

  • 遊園地・動物園などに行く(5年後幸せ)

  • ディズニーランドによく行く

  • 自家用車・スマホ・ビデオカメラを持っている

  • テレビを良く見る、ネットはPCよりもスマホ派

  • グルメ情報サイトをよく見る

  • 4割がFacebookを、3割がLINEを利用

  • 今後お金をかけたいものは、「日帰り旅行」「文化/芸術を楽しむ」「家やインテリアを工夫する」「育児や子どもの教育をする」

一方で、現在あるいは5年後の幸福実感値の低い人を見た場合に、以下のような項目が並んだ。

  • 職業は、無職・飲食店・その他小売業

  • 趣味がない

  • 就職情報サービスを利用(5年後不幸)

  • PSVita、DSなどの携帯ゲームを持っている

  • デスクトップPCを使っている

  • バイク・スクーターを持っている

  • テレビを見ない、ネットはPCで(携帯ではあまり見ない)

  • オンラインショッピング、ニュースサイト、就職情報サイト、2ちゃんねる、YouTube、まとめサイトを良く見る

  • FacebookもLINEも利用率が低いが、Twitterは利用率が高い

  • よりよい収入が得られる仕事につきたい

  • お金は成功のシンボルだと思う

上記の結果から、不幸を感じやすいのは、PCやデジタルガジェット、ウェブコンテンツに集中しすぎる人だと指摘。また、幸福を感じるために、いかに「日常生活のなかで自らが動いて小さな幸せ」を発見するかが重要な要素ではないか、とまとめている。