シャープは18日、2,560×1,600ドット(WQXGA)解像度のIGZO液晶を搭載した10.1型タブレット「Mebius Pad」を発表した。Windows 8.1搭載モデル「TA-S10L-B」とWindows 8.1 Pro搭載モデル「TA-H10L-B」の2モデルを用意する。
発売日は2014年1月31日で、価格はオープン。予想価格は2モデルとも130,000円前後。同社は、クラウド型Web会議サービス「TeleOffice」などと組み合わせると外出先からもセキュアに遠隔会議できるとし、主に法人用途を見込む。
■関連記事
写真で見る、シャープ「Mebius Pad」 - 駆動時間15.5時間、WQXGA解像度のIGZO搭載Windows 8.1タブレット
同社のPCブランド"Mebius"の名を冠したWindowsタブレット「Mebius Pad」は、2013年9月に開発が発表され、10月1日から開催されたエレクトロニクス展示会「CEATEC JAPAN 2013」で試作機が展示された。"Bay Trail"ことAtom Z3770の採用や、防水/防塵性能などは公開されていたが、重量や駆動時間、価格などの詳細情報は不明だった。
本体は約9.5mmの薄さで、重量は約595g、バッテリ駆動時間は約15.5時間の長時間駆動を実現した。ドコモ「Xi」対応のLTEモジュールを内蔵するほか、NFCの搭載により対応スマートフォンなどとペアリング設定して写真などをワイヤレス転送できる。また、IPX5/7等級の防水性能、IP5X等級の防塵性能を備える。
ほか、大きな特徴として、スマートフォンを意識した独自UI「QuickAgent」を搭載する。同機能は本体側面の「QUICK」ボタンを押すことで起動。現在の利用状況を自動判断しておすすめの設定を表示するモードや、ATOKを利用したフリック入力操作モード、[Ctrl]+[C]や[Ctrl]+[V]など、キーボードショートカットをワンタッチで行えるモードなどが利用できる。
製品の主な仕様は2モデルとも共通。CPUがIntel Atom Z3770(1.46GHz)、メモリが2GB、ストレージが64GB eMMC、ディスプレイが10.1型ワイドIGZO液晶(2,560×1,600ドット、静電容量式タッチ対応)など。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n準拠無線LAN、LTE(ドコモ)、Bluetooth 4.0+HS。インタフェースはUSB 3.0×1、ヘッドホン・マイク兼用端子×1。Windows 8.1搭載モデル「TA-S10L-B」のみ、Microsoft Office Home and Business 2013が付属する。
本体サイズはW265×D171×H9.5mm、重量は約595g。バッテリ駆動時間は約15.5時間。専用の充電クレードルおよびタッチペンを同梱するほか、USB 2.0端子やHDMI端子、Gigabit対応有線LAN端子などを備えた拡張クレードルも同時発売(別売)する。