「東映ヒーローワールド」は12月20日に「イオンモール幕張新都心」内にグランドオープン

12月20日に千葉県・美浜区に開業予定の「イオンモール幕張新都心」内にオープンする、東映特撮ヒーローの世界を体験できるエンターテインメントミュージアム「東映ヒーローワールド」の内覧会が16日、同施設内のファミリーモール3Fにて行われた。

「東映ヒーローワールド」は、東映特撮ヒーローの世界観で、見る・遊ぶ・知る・食べるを体験できる東映初となるエンターテインメント施設。施設内にはヒーローになりきって楽しめる5つのアトラクションに加え、「仮面ライダー」「スーパー戦隊」両シリーズで実際に使用した撮影用スーツや小道具(総数100点以上)を展示するミュージアム展示エリアなどが用意されている。

施設全体は「ヒーローたちが集う秘密基地に突如、悪の軍団が襲来し、激しい戦いが始まる」といったコンセプトで構成され、来場者には、まずリストバンド型の新開発アイテム「エナジーブレス」を装着。このエナジーブレスは、入場の際の許可証となるほか、最後に待ち受ける"悪の軍団"を倒すための最終アイテムとなる。もちろん、ただ悪の軍団に突っ込むわけではなく、施設内の展示エリアやアトラクションに参加する過程でエナジーブレスに「ヒーローエネルギー」をチャージし、最後にたまったヒーローエナジーを使用して、悪の軍団をやっつけるというストーリー展開となっている。

「東映ヒーローワールド」の園内マップ

東映とナムコが開発した「エナジーブレス」

施設に入るとアカレンジャーがお出迎え。運がよければ施設をパトロールするヒーローに出会えることも

施設内のアトラクションとしては、まず、無料で利用できる「ヒーローズベース」がある。ヒーローベースは21種類の遊具を備えたアスレチックで、身長140cm以下の子どものみ利用可能。ここでサンドバッグやトランポリンを使い、ヒーローになるためのトレーニングができる。そして隣のエリアに見えるのが、「時の列車デンライナー」(300円)。『仮面ライダー電王』に登場した列車・デンライナーに乗車してパトロール体験ができるアトラクションで、途中、電王のライナーフォームや戦隊ヒーローの巨大ロボットが見送ってくれる。

そのほか、スーパーマシンに乗ってショッカー戦闘員と戦う「ショッカーアタッカー」(300円)や、巨大怪人キングダークと戦う「決戦! スーパー戦隊バズーカ」(500円)といったアトラクションも。「決戦! スーパー戦隊バズーカ」は、ステージクリア型のアトラクションで、弾を自ら装填口にこめレバーで上下左右に操作、敵に照準を合わせて弾を発射するアクションは大人でもヒーロー気分を存分に堪能できる。最後に待ち受けるキングダークの巨大さも圧巻。

ヒーロー育成マシンを備えた「ヒーローズベース」

「時の列車デンライナー」では電王のオープニング曲「Climax Jump」が流れる

「ショッカーアタッカー」では新サイクロン号、サイドマシーン、サイバリアンなど6車種を用意

仲間との協力プレイが楽しめる「決戦! スーパー戦隊バズーカ」

そして、施設中央にある「エナジーターミナル」にヒーローエネルギーをチャージすることで、最後のアトラクション「ファイナルアタック」に挑戦。階段を上がると、すぐに悪の軍団と対峙することになるが、施設内で集めたヒーローパワーによって、怪人たちに大きなダメージを与えることができる。見事倒すことに成功すれば、派手な爆発映像や爆発の衝撃を体験。

ヒーローパワーを使って「ファイナルアタック」に挑戦

そして、子供はもちろん、大人の心も虜にされるヒーローと怪人の戦いを再現した「バトルジオラマ」は、施設全体を使った展示。戦いの様子を再現した躍動感あるポージングをはじめ、空中戦を再現した空中展示をさまざまな角度から見ることができる。実際に使用した撮影用スーツなので、中には激しい戦いで受けた傷を確認できるものもある。また、一部では「エナジーブレス」をかざすことでライトとサウンドが流れる演出も。そして、作品のアーカイブ的な要素や最新情報が詰まった「ヒーロー博物館」も忘れてはならない展示エリア。懐かしい作品から最新の情報まで、定期的に内容が入れ替わる予定なので、何度足を運んでも変化が楽しめるという。

そのほか、オリジナルフードやドリンクが提供される「ヒーローズカフェ」や、グッズショップなども備えられている。特にグッズショップには、「東映ヒーローワールド」限定のクリアファイルやタンブラーといった商品が販売される。

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