【アプリレビュー】ブラウザを起動しながら作業ができる「Floating Browser」を有効利用する

スマートフォンやタブレット端末でウェブサイトを閲覧している際、同時に別のアプリを起動したいと思うことがある。PCであれば画面に複数のウィンドウを表示するのは容易なことだ。しかしAndroid端末の画面には、基本的に1つのアプリしか表示できない。これが時々もどかしく感じる。

このもどかしさを解消してくれるのが、ブラウザを開きながら別のアプリも同時利用できる「Floating Browser」だ。無料のアプリで、Android OS 1.5以上を搭載したスマートフォンおよびタブレット端末に対応している。

ブラウザを開きながら別のアプリを同時利用できる、Floating Browser

日本語化はされていないが、見慣れたアイコンで検索/ブックマークの参照/履歴の確認/最小化/閉じるといった操作が行えるので、使い方に迷うことはないだろう。ブラウザの機能としてはタブ表示に対応しているほか、2つのウィンドウを独立表示させることもできる。有料版では新規のウィンドウ数を増やせるほか、画面のキャプチャにも対応する。残念なのは、検索ボックスに日本語を入力できないこと。英語でキーワード検索するか、履歴・ブックマークから目的のサイトへ飛ぶと良いだろう。


利用イメージ(写真左)。見慣れたアイコンが並ぶ。ウィンドウの大きさは自由に変更可能で、同時に複数のウィンドウを開くこともできる(写真中)。YouTube動画を見ながらの利用も可(写真右)

ブラウジングと同時に行う作業の組み合わせは自由だ。仕事の文書の作成、友人宛てのメールの作成、地図の閲覧、動画の視聴などを行いながらブラウザを開けば、スマートフォンをPCライクに利用できる。マルチウィンドウを有効に利用すれば、「ながら作業」の効率も上がることだろう。

文書の作成途中に、ウェブサイトからGoogle Mapsを開いてみた。普段アプリで利用しているサービスをブラウザから利用することで、用途も広がる