米Twitterは12月16日(現地時間)、「Promoted Accounts in Timeline」というサービスを開始したと発表した。Web版Twitterを利用しているユーザーは、よく「Promoted Tweet」と呼ばれる広告ツイートがタイムライン(TL)上に出現するのを見ていると思うが、今後はこれが世界中のモバイルアプリ上にも出現するようになる。現在、Twitterへのアクセスの大部分はモバイルからであり、同社が収益拡大を目指すうえでの重要なステップとなる。
Twitterによれば、現在同サービスへのアクセスの76%がモバイルデバイス経由とのことで、重要な収益源であるPromoted Tweetをより多くのユーザーのTL上に表示させるのはビジネス機会拡大のうえで非常に大きな意味を持っている。またVentureBeatが12月5日に報じたところによれば、「tailored audiences」と呼ばれる新しいターゲティング広告サービスを開始している。これは過去3ヶ月間にわたりプライベートベータ版としてテストが続けられてきたもので、ユーザーのWeb訪問履歴をCookieで解析してその属性を把握し、該当するカテゴリに広告パートナーがいた場合、その出稿企業のPromoted Tweetを該当ユーザーのTLに表示するものだという。例えばユーザーがハワイのあるホテルを検索していたとすると、そのホテルを広告商品として持つ企業のPromoted Tweetが自動的に流されるというわけだ。