NTTドコモは16日、Androidスマートフォン「Xperia Z1 SO-01F」の最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新により、「docomo ID」認証の本格導入に対応するほか、遠隔からの端末初期化が可能になるなど、複数機能がバージョンアップする。不具合の改善も含まれており、卓上ホルダでの充電後、電源キーを押してもスリープモードから復帰しない事象に対処する。

Xperia Z1 SO-01F

今回のソフト更新で、「docomo ID」認証の本格導入に対応し、端末にdocomo IDを設定することで、ドコモ提供の対応アプリでのdocomo IDの入力が不要になる。docomo ID設定に対応するのは、「ドコモ電話帳」「iコンシェル」など。「ドコモメール」「iチャネル」など、ユーザー自身がアプリ更新を行うことで、同機能に対応するものもある。なお、「docomo ID」認証の本格導入対応により、対応サービスアプリをWi-Fi経由で利用するために、docomo IDの設定が必要。また、Wi-Fiオプションパスワードの利用者もdocomo IDの再設定が求められる。

遠隔初期化にも対応する。端末の紛失時にパソコン(My docomo)から回線を指定して、遠隔操作で端末初期化およびSDカードのデータの消去が可能になる。

さらに、SDカードバックアップ対応項目のうち、音楽、ブックマーク、通話履歴、ユーザー辞書についてデータ保管BOXへのアップロードを可能にする「ドコモバックアップアプリ」を提供する。

このほか、留守番電話サービス契約をしていなくとも応答メッセージを再生して相手の音声を録音できる伝言メモ、電池消費をおさえるSTAMINAモード、使い方ガイドを画面上に表示しながらアプリの操作ができるスモールガイドにも対応する。画面上のホワイトバランスの調整も行えるようになる。

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