「理想と違う点がある相手とのお見合いについて」

総合婚活サービスのIBJは、日本結婚相談所連盟の仲人132名に対し「仲人の婚活サポート」に関する意識調査を行い結果を発表した。調査期間は11月17日~30日、有効回答数は132名。

「理想と違う点があっても会った方が良い」が91.7%

調査では仲人に対し「理想と違う点がある相手とのお見合いについて」どう思うかを聞いた。結果は「理想と違う点があっても会った方が良い」が91.7%に上り、「理想のタイプに合う人とのみ会った方が良い」との回答はわずか3.0%だった。

「理想と違う点があっても会った方が良い」と回答した仲人の理由は、「目の前の人と話して波長が合えば理想なんてどこかに置き忘れてしまうもの。それくらいの柔軟性がある方が結婚は決まるのが早いです」(仲人歴10年以上、成婚数20組/1年)、「理想のタイプといえどもお写真やプロフィールのみでの判断だけでは危険です。プロフィールだけだと相手の現実は何も見えない。直接会って会話する中にこそその人物像に触れることができると思う」(仲人歴10年以上、成婚数5組/1年)などだった。

結婚が決まりやすい年収の最低ライン

「男性の結婚が決まりやすい年収の最低ラインはどのくらいだと思いますか」

「男女ともに、結婚が決まりやすい最低年収はあると思いますか?」との質問では、「男性はあるが、女性はないと思う」との回答が71.2%に上った。「男女ともにあると思う」は22.0%だった。続いて「男性の結婚が決まりやすい年収の最低ライン」はどのくらいだと思うかを聞いたところ、最多の回答は「500~599万円」(46.8%)だった。次いで「400~499万円」(29.8%)、「600~699万円」(13.7%)と続いた。

同社の婚活プロデューサーによると、「ほとんどの仲人は交際中の人がいない場合は理想のタイプと違う点があっても、積極的にお見合いをした方が良いと提案しているようだ」という。「理想のタイプというと、年収、容姿、身長、学歴など複数の角度から条件を設定する人が多いが、その中から絶対に譲れない条件を見つけるためにも、お見合いはした方が良い」とのこと。理想のタイプが"勘違い"なのか"譲れない条件"なのかを見極めることが成婚への近道ということのようだ。