公開初日を迎えた特撮映画『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』の初日舞台あいさつが14日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の仮面ライダー鎧武/葛葉紘太役の佐野岳、仮面ライダーウィザード/操真晴人役の白石隼也をはじめとする俳優12人と、田崎竜太監督が登壇した。
本作は、2009年末に公開された『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』を第1作とするライダー同士の豪華共演を描いた「MOVIE大戦」シリーズの第5作。今年9月に大団円を迎えた『仮面ライダーウィザード』と、10月より放送がスタートした「平成ライダー」シリーズ15作目の最新作であり、「フルーツ」と「鎧」という特異なモチーフが話題の『仮面ライダー鎧武/ガイム』が、豪華共演を果たしている。この日の舞台あいさつには、ウィザードチームから白石隼也、奥仲麻琴、永瀬匡、戸塚純貴、高山侑子、鎧武チームから佐野岳、小林豊、高杉真宙、久保田悠来、志田友美、そして劇場版ゲストの敦士とJOY、田崎竜太監督が出席した。
まずは『仮面ライダーウィザード』サイドの出演者が一人ずつあいさつ。今年9月にTVシリーズの放映が終了して以来、ひさびさの『ウィザード』となる白石隼也には、女性ファンからの「おかえりー!」の声が響く。その声援に対し、白石も「ただいま!」とはにかみながら「初日ということで、うれしい気持ちもあるんですけど、今日で仮面ライダーウィザードが最後だと思うと、少し寂しい気持ちもあります。でも、すてきな映画ができたんで、楽しんでください」と応えていた。
『ウィザード』のヒロイン・コヨミ役の奥中真琴は「今回の映画でウィザードの物語が完結するんですけど、すごく寂しい気持ちと、1年半(応援してくれた)皆さまへの感謝に溢れています」と、ファンの応援に対する感謝の気持ちを語る。続く仮面ライダービースト/仁藤攻介を演じた永瀬匡は、ファンの声に応えて決め台詞「みなまで言うなー!」を披露しながら「最後にウィザードチームと鎧武チームと並んで一緒の舞台に立てたことをうれしく思います」と軽妙ながらも謙虚なあいさつで、誠実な人柄をしのばせた。
晴人のサポート役としてコミカルな味を出していた奈良瞬平役・戸塚純貴は、「瞬平~!」という女性ファンの声に満足気な様子を見せたあと「こんにちはー!」とあいさつ。「瞬平としては(映画では)指輪職人に就職しまして、瞬平らしい最後を迎えられたんじゃないかと思います」と語る。途中、白石に「声枯れてんじゃん。さっきまで順調だったのに」とツッコまれ、「感極まって、ノドにきたんです」とはにかむ一幕も。
女刑事の大門凛子役・高山侑子は、「逮捕してー!」という男声ファンの声援に「ありがとうございます! 逮捕しちゃうぞーっ!」とノリノリで応えた後「今日でウィザードメンバーとしてこうやってみなさんの前に立つのは最後だと思いますので、この光景を目に焼き付けておきたいと思います!」とあいさつした。
そして『ウィザード』サイドのゲスト・大須賀/オーガを演じた敦士は、レギュラー出演者と変わらぬ拍手と声援を浴びつつ「ありがとうございます。もうちょっと(拍手を)もらっていいですか!」とご満悦。「この映画はとっても思い入れがあります。映画初出演、そして初日舞台あいさつも初めてですので、僕がいちばん興奮してるんじゃないかなと思っております」、すかさず女性ファンから「おめでとう!」の声があり、「ありがとうございます」と爽やかに返答。最後に「映画を観てくださった興奮を、帰って大勢の人に伝えてください」と締めくくった。……続きを読む