タレントのSHELLY、大浜平太郎キャスターが司会を務めるテレビ東京系の経済ドキュメンタリー番組『未来世紀ジパング~沸騰現場の経済学~』(毎週月曜22:00~22:54)の16日の回で、中国食品問題の実態に迫った内容が放送される。
中国国内にとどまらず、世界各地で中国産の食に関する事件やさまざまな問題が発生している。日本でも安全性が不安視される中、番組取材班は、中国食品の生産現場から流通、市民の食卓までを徹底取材。農村では依然として大量の農薬が使用され、都市部に流通する生野菜には、変色している物も。広がる格差と共に根深く残る中国食品問題の実態が、16日の放送で浮かび上がる。
日々、残留農薬が心配される野菜を口にする中国市民にとって、野菜洗浄機は一家に一台の必需品。一方、危険な食品を市場から排除する動きもあり、危険食材の販売業者を摘発する民間調査員「食品Gメン」が活躍している。取材班は、大手スーパーでの抜き打ち調査を行う食品Gメンに密着。発見した怪しい食材を公的機関に持ち込んだところ、驚きの劇薬が検出される。
消費者の食の安全意識も年々高まり、中国の食品メーカーにもある動きが。残留農薬や貴金属などを検出する島津製作所の分析機器は中国トップシェアを誇り、中国の製造現場では欠かせないものになろうとしている。日本の有機野菜生産と宅配を手掛ける「大地を守る会」は、天津市郊外で生野菜を作る巨大なビニールハウスで中国企業とタッグ。しかし、使用を禁止していたはずの農薬がある時、そのハウスで見つかってしまう。