「10月のスマホ販売シェア調査、4台に3台がiPhone」「国別iPhone販売シェア、米国を抜き日本がトップに - カンター調査」といったニュースが出たこともあり、日本でのiPhone販売好調を疑う余地はない。この事情は米国でも同じようで、ある最新の調査報告によれば、今年9月以降の米携帯大手4社のスマートフォン販売上位3機種のうち2台はiPhone 5s/5cが占めており、そこにかろうじてSamsungのGalaxy S4が含まれている状態だという。
同件はAll Things DigitalでJohn Paczkowski氏が報じている。米携帯大手4社のスマートフォン販売上位3機種のデータをまとめたのはCanaccord GenuityのアナリストT. Michael Walkley氏で、それによれば全キャリアでの人気トップはiPhone 5sで、製品の発売された9月以降毎月トップをキープしている。また不調といわれつつもiPhone 5cはカラーバリエーションや低価格が評判を呼び、Appleが意図したターゲットの間で人気という評価だ。
2013年8月から11月までの4ヶ月間の実際の集計表はAll Things Digitalの記事を参照してほしいが、発売前まではまばらだったメーカーの製品分布が、発売の9月以降はiPhone 5s/5cでほぼ寡占状態にあり、他メーカーとしてはSamsungがGalaxy S4でかろうじて健闘できている程度だ。S4と5cの順位は2位と3位でメーカーや時期による差異があるが、iPhone 5sの圧倒的人気は揺るぎないものと思われる。