佐藤義昭医学博士

米国国立発明家アカデミー(NAI)はこのほど、加圧トレーニングの発明者である佐藤義昭医学博士をNAIフェローとして選出したと発表した。2014年3月に米国特許商標庁の本部で開催されるNAIの第3回年次総会で、正式に任命される予定。

ノーベル賞受賞者などが選出されるフェロー職

NAIフェローには、優れた発明を実用化につなげることで、生活の質や経済の発展、社会福祉などの面において多大な影響を与えた発明者が選出される。2013年のフェローには、研究大学や非営利の研究機関の上級幹部、国立アカデミー会員、ノーベル賞受賞者などが佐藤博士のほかにも選出されている。

加圧トレーニングとは、専用の器具を用いて「適切に血流を制限した状態で行う」トレーニング。短時間、軽い負荷をかけるだけで、新陳代謝を活発にするなどの効果が得られるのが特長だ。

現在、加圧国際大学の学長を務める佐藤博士は、加圧トレーニングにおける効果を発見した後、健康・フィットネスに対する効果をもたらす器具とプロトコルの開発に注力。日本や米国、フランス、ドイツなどで加圧トレーニングおよび関連器具に関する47の特許を保持している。これまでに加圧トレーニングに関する査読出版物で100以上の共同執筆を行い、日米両国で医療分野の応用にむけた研究を続けているなどの功績が、今回評価されたかっこうだ。