デジタルアーツはドラゼミ教育研究所と合同で、通信添削教育「ドラゼミ」会員の保護者を対象に、子供のインターネット利用に関する調査を実施した。調査は8月~9月にかけて行われ、158件の有効サンプルを得た。
ネットの利用頻度は3割が「週に数回」
まず、インターネットの利用頻度について尋ねたところ、「週に数回」(29%)が最も多く、以下「月に数回」(27%)、「全く使わない」(20%)が続いた。使用している端末は「自宅のパソコン」(55%)、「親のスマートフォン」(21%)、「自宅のタブレット端末」(14%)が上位を占めた。
また、初めて子供がインターネットに接続した学年について聞くと、「小学校就学前」(29%)が一番多かった。主な使用目的について尋ねると、最も多かったのは「調べもの」(37%)で、2位は「ゲーム」(28%)、3位は「動画共有サイトの視聴」(20%)だった。
フィルタリングソフトの利用意向は高い
インターネットを子供が利用する際に不安があるか尋ねたところ、85%が「不安である」と回答した。その理由について聞くと、「個人情報流出による被害」(27%)、「高額請求による被害」(25%)、「出会い系・SNSによる被害」(22%)、「ネットいじめによる被害」(20%)などの回答が寄せられた。
Webフィルタリングソフトの認知と利用意向について尋ねると、知っており既に利用している人は24%だった。その他の意見も「知っていたが、これから利用したい」(38%)、「知らなかったが、これから利用したい」(16%)など利用意向は高く、子供のインターネット環境を安全に守るための意識の高さが伺える。
また、教育現場におけるIT化について聞いたところ、「徐々に取り入れてほしい」(53%)、「積極的に取り入れてほしい」(22%)と全体の75%が取り入れることに前向きであることが分かった。メリットとしては、「子供の学習意欲が上がる」(27%)、「分かりやすく学習効果が高い」(23%)などが挙げられた。