カップラーメンは旨いがもう飽きた……そんな方におすすめなのが味源から発売された「カップラーメンが更に旨くなる魔法の粉」(500円・税別)である。「魔法の粉」というちょっと怪しげなネーミングはさておき、「こういうのを待ってたんだ! 」というカップ麺ファンは多いのではないだろうか。
同商品は煮干しや鰹節を使った魚貝ベースの粉末調味料で、「レッドペッパー味」と「ブラックペッパー味」の2種類がある。早速、定番の醤油味とシーフード味のカップ麺にそれぞれ振りかけて食べてた。
まずはレッドペッパー味
加えることで辛さのアクセントが加わり、本来とは変わった味を楽しむことができるレッドペッパー味。まず、醤油味にIN。ズルズルッとすすると、スープに溶け込んだ粉の辛みと魚貝風味が鼻と舌を刺激して、いい意味で、まるで別物のラーメンを食べているかのような錯覚を味わわせてくれる。
お次のシーフード味は魚貝の風味がマッチするのは言うまでもなく、とんでもなく濃厚な海の幸の香りが口の中に広がるではないか。即席で作ったとは思えないリッチな味わいを堪能できた。
ブラックペッパー味は……
カップ麺をより濃厚な味で楽しむのであればブラックペッパー味がいいだろう。開発者がおすすめするラーメンは醤油と塩とのこと。早速醤油味で試してみると、レッドペッパー味ほど劇的な変化はないが、胡椒の味が麺とよく絡む。もともとの味を生かしつつ、昔懐かしい"屋台のラーメン屋で食べる一杯"を思い出させてくれる。さすが、おすすめの組み合わせ!
続いてシーフード味にも加えてみる。本来のあっさりめの海鮮風味はそのままに、口の中に広がるふんわりとした胡椒の風味によって、スッキリしながらも濃厚という複雑味を生み出している。スープをゴクゴクと全部飲んでしまった。
どちらも魚貝の豊かな風味による贅沢な味わいがあり、それに加えてカルシウムもたっぷり。レッドペッパー味は、辛みによる味の変化を楽しみたい人におすすめ。逆にブラックペッパー味は、劇的な変化というよりも味そのものに深みを持たせたい通好みの風味へと変わる。
いずれも適量としては小さじ約1~3杯だが、もちろん量の調整は自由。一袋につきカップ麺約20杯分(90g)とたっぷり入っているので、ドバドバ入れて劇的に濃厚なカップ麺を生み出してみるのも一興だろう。
これからのシーズン、鍋をつくる機会も増えてくると思うが、いつもの寄せ鍋にレッドペッパー味を加えればピリ辛鍋で体もホカホカ。固定観念に捉われず、様々な料理に投入して簡単アレンジを楽しもう!
(文・A4studio鈴木悠史)