JVCケンウッドは12月12日、デジタルビデオカメラ「Everio(エブリオ)」シリーズの新ラインナップ「GZ-E765」を発表した。JVCブランドから12月下旬に発売される。価格はオープンで、推定市場価格は80,000円前後となっている。

「GZ-E355」

光学38倍ズームレンズと総画素数251万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載するビデオカメラ。デジタルズーム処理を行うダイナミックズームでは65倍のズーミングが可能で、遠くの被写体も大きく画面に収められる。また、裏面照射型CMOSセンサーにより、室内などの暗いシーンでも低ノイズで記録可能だ。

手ブレ対策としては、レンズシフト式の光学式手ブレ補正機構とアクティブモードを合わせた独自のハイブリッド手ブレ補正システムを採用。ズーム撮影から、被写体とともに歩きながらの撮影までさまざまなシーンで効果的な補正を実現する。

バッテリーは小型ながら大容量の新開発のリチウムイオンバッテリーを採用。従来モデル「GZ-565」付属のものに対して約37%の容量アップを実現した(1,400mAh→1,920mAh)。連続撮影時間は約40分増の約2時間30分、実撮影時間は約25分増の約1時間25分。

そのほか、「被写体」「背景」「光源」「撮影スタイル」の4つの条件を組み合わせた284パターンを判別して自動で最適な設定を行う「インテリジェントオート撮影」機能や、独自の高音質か技術「K2 テクノロジー」、屋外撮影時に便利な「自動風切り音カット機能」などを備える。

その他の主な仕様は次の通り。レンズの焦点距離は動画撮影時で29.3~1,114mm(35mmフィルム換算、ダイナミックズーム・オフ時)、静止画撮影時で29.3~1,114mm(35mmフィルム換算、アスペクト比16:9時)、35.9~1,365mm(同、アスペクト比4:3時)、撮像素子は総画素数251万画素・1/5.8型CMOSセンサー(裏面照射型)、動画の記録方式はAVCHD(MPEG-4 AVC/H.264)、モニターは3型・23万ドット液晶。

記録メディアは32GBのメモリを内蔵するほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードを利用可能だ。サイズはW53.5×D116.5×H59.55mm(突起部含む)で、重量は約225g(付属バッテリー装着時)となっている。