JVCケンウッドは12月12日、デジタルビデオカメラ「Everio(エブリオ)」シリーズの新ラインナップ「GZ-N1」を発表した。JVCブランドから12月下旬に発売される。価格はオープンで、推定市場価格は70,000円前後となっている。

「GZ-N1」

赤ちゃんや小さな子どもを持つ女性層を狙い、「いつでもどこでも手軽に携帯し、簡単に高画質撮影ができる」というコンセプトで開発されたビデオカメラ。従来モデル「GZ-E565」比で40%の小型化と30%の軽量化を行い、AVCHD記録が可能なフルHDビデオカメラとして世界最小・最軽量を実現した。

小型ボディながらも、新開発のF1.6レンズや総画素数1,276万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、高画質を実現。室内などの暗いシーンでも低ノイズの撮影が可能となっている。また、動き回る被写体を捉える際に便利なパワードアクティブモードを手ブレ補正に採用。赤ちゃんや子どもの動き回る姿も鮮明に記録できる。なお、静止画は独自のアルゴリズムによる超解像技術で1,200万画素相当の記録が行える。

そのほか、ローアングルでの撮影や両手がふさがっている際の撮影に便利な内蔵式のチルトスタンド、「被写体」「背景」「光源」「撮影スタイル」の4つの条件を組み合わせた284パターンを判別して自動で最適な設定を行う「インテリジェントオート撮影」機能などを備える。

その他の主な仕様は次の通り。レンズの焦点距離は動画撮影時で29.4~409mm(35mmフィルム換算、ダイナミックズーム・オフ時)、静止画撮影時で32~389mm(35mmフィルム換算、アスペクト比16:9時)、29.4~357mm(同、アスペクト比4:3時)、撮像素子は総画素数1,276万画素・1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、動画の記録方式はAVCHD(MPEG-4 AVC/H.264)、モニターは1.8型・8.4万ドット液晶。

記録メディアは8GBのメモリを内蔵するほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードを利用可能だ。付属バッテリー使用時の連続撮影時間は約1時間(実撮影時間は約40分)。

サイズはW47×D86×H56mm(突起部含む)で、重量は約180g(付属バッテリー装着時)となっている。